▶︎
すべての写真を見る 季節を問わず外遊びが大好きな我々。その目元や頬に、厄介なヤツが現れ始めた……言わずもがなシミである。
なぜシミができるのか? できてしまったらどうすればいい?
皮膚科医の友利新先生に、あらゆる疑問をぶつけてみた。
| 皮膚科医 友利 新 先生 東京女子医科大学卒業後、同大学病院にて勤務。現在は都内にて2つのクリニックに勤務する傍ら、皮膚科医・内科医の立場から美容と健康の情報を多くのメディアで発信。YouTube「友利新公式チャンネル」もチェックを。 |
Q. そもそもシミのメカニズムとは?
A. メラニンが作られるのは紫外線から肌を守るためだった 「最大の原因は紫外線。紫外線を浴びることで、肌の表面にあるメラノサイトという細胞から、褐色の色素であるメラニンが排出されます。それが肌細胞へと送り込まれるんです」。
ただ、メラニンが悪者というわけじゃない。細胞内のDNAがダメージを受けないよう、紫外線を避けるキャップのような役割を果たし、肌トラブルや皮膚がんなどから肌を守っているのだ。
「細胞内にメラニンがあっても、肌の生まれ変わりによって、古い角質として体外へ排出されます。夏に真っ黒に日焼けしても、冬に色が落ち着くのはこのため。
でも紫外線を過度に浴びてメラニンが過剰に作られたり、加齢によって肌の代謝が衰えると、肌細胞の中にメラニンが居座り、シミとして現れるというわけです」。
2/3