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2025.03.05

ファッション

人気セレクトの敏腕スタッフがガチで愛用。エイチ、マルジェラ……古着好きが惚れる3本のデニム



デニムはメンズカジュアルの基本の“キ”。誰しもがワードローブに1本、否、それ以上お持ちの方も多いだろう。

専業ブランドの良さは言わずもがなだが、大人になった今こそ、デニムの新たな扉を開いてみては。今回ご登場いただく野口倫太郎さんのように。

国内有数のセレクトショップ、ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ。そのスカイツリー店で店頭に立ち、バイヤーアシスタントとしても活躍。そんな彼がハマる1本とは?
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【写真24点】「人気セレクトの敏腕スタッフがガチで愛用する3本」を写真でチェック
紹介してくれたのは
野口倫太郎(のぐちりんたろう)●若い頃から古着をたしなみ、特にキャラTへの愛情は人一倍。サウスパークのTシャツは20枚ほどを所有しているという。

野口倫太郎(のぐちりんたろう)●若い頃から古着をたしなみ、特にキャラTへの愛情は人一倍。サウスパークのTシャツは20枚ほどを所有しているという。

“古い、稀少”の価値基準を超越した今はきたい一本

「もちろんリーバイスは通りましたし、今でも何本か持っています」。

そう語る野口さんは、若い頃から古着を嗜んできた。その嗜好性は今でも変わらないというのだから、秘めたる愛は本物だ。

ただし、「古くて稀少なものこそ正義」という概念には縛られていない。



「僕の世代でも『デニムはとりあえずリーバイスっしょ!』という空気はありました。ヴィンテージは持っていませんが、1000円〜1500円くらいのレギュラー古着は高校生の頃から買い漁っていましたね。

ユナイテッドアローズの先輩たちには『1本は良いデニムを持っておけよ』とアドバイスいただくのですが、やはり僕は高いものより今はいて違和感のないものやキレイなシルエットの1本に惹かれます」。



古いモノの良さは理解しつつ、あくまで目線はフラットに。それが野口さんのデニム選びのスタンダードである。
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「堅苦しくなく抜き過ぎない」30代にぴったりなデニム

今の気分を反映させ、自身の嗜好性に寄り添い、作りへのこだわりも感じられる1本。古着店で探そうとしてもそうそう出合えるものではない。だからこそ野口さんは、エイチ ビューティー&ユースのデニムに足を通す。




「購入してまだ1年くらいですが、あまりにはき過ぎで生地がクタり出してきました(笑)。それがまたいいんですよね。以前から『エイチ』ではデニムを出していますが、こちらは一昨年の新型でめちゃくちゃ太いストレート。裾が床に擦れるぐらいの絶妙な丈感で、気が付くとこればかりはいています」。


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「僕が持っているのはワンウォッシュですが、実は色落ちさせたモデルもあります。最初はそちらを試してみたけれど、なんだかしっくりこなくて……。というのも、トップスは古着を着ることが多いので、色落ちさせたデニムを合わせるとルーズな印象になってしまうんです。

年齢も年齢だし少し大人っぽくはきたいなと、青味が残っているワンウォッシュを選びました。ボロな古着にも合うし、ジャケットにも合う。まさに万能ですね」。



シルエットは王道のストレート。だが古着のレギュラストレートよりもワタリは広めだ。この絶妙な雰囲気は、古着店で見つけようと思っても難しいという。



「『エイチ』のパンツは、ストンと下にキレイに落ちるものが多いんです。このデニムにもその特徴が出ていて、ワイドストレートだけど上品さもある。まさに30歳がはきたいデニムだと思います」。

普段の着こなしを拝見すれば、野口さんの言葉も腑に落ちる。

デニム=エイチ ビューティー&ユース パーカ=古着のステューシー Tシャツ=古着 シューズ=ヴァンズ

デニム=エイチ ビューティー&ユース パーカ=古着のステューシー Tシャツ=古着 シューズ=ヴァンズ


「とにかく季節に関係なく頻繁にキャラTを着ています。なので、その上に羽織るものは前が開くものが基本。気分によって開閉しながら印象をコントロールしています」。



「ここに古着の色が抜け落ちたデニムを履くと、ダラシなく見えかねない。だけどこのデニムならシルエットがキレイなので品よくキマるんです。僕のように太めではくと、フレアっぽく見えますが、色味がだいぶ残っているのでそこまでルーズには見えません」。



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