
デニムはメンズカジュアルの基本の“キ”。誰しもがワードローブに1本、否、それ以上お持ちの方も多いだろう。
専業ブランドの良さは言わずもがなだが、大人になった今こそ、デニムの新たな扉を開いてみては。今回ご登場いただく野口倫太郎さんのように。
国内有数のセレクトショップ、ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ。そのスカイツリー店で店頭に立ち、バイヤーアシスタントとしても活躍。そんな彼がハマる1本とは?
【写真24点】「人気セレクトの敏腕スタッフがガチで愛用する3本」を写真でチェック 紹介してくれたのは
野口倫太郎(のぐちりんたろう)●若い頃から古着をたしなみ、特にキャラTへの愛情は人一倍。サウスパークのTシャツは20枚ほどを所有しているという。
“古い、稀少”の価値基準を超越した今はきたい一本
「もちろんリーバイスは通りましたし、今でも何本か持っています」。
そう語る野口さんは、若い頃から古着を嗜んできた。その嗜好性は今でも変わらないというのだから、秘めたる愛は本物だ。
ただし、「古くて稀少なものこそ正義」という概念には縛られていない。

「僕の世代でも『デニムはとりあえずリーバイスっしょ!』という空気はありました。ヴィンテージは持っていませんが、1000円〜1500円くらいのレギュラー古着は高校生の頃から買い漁っていましたね。
ユナイテッドアローズの先輩たちには『1本は良いデニムを持っておけよ』とアドバイスいただくのですが、やはり僕は高いものより今はいて違和感のないものやキレイなシルエットの1本に惹かれます」。

古いモノの良さは理解しつつ、あくまで目線はフラットに。それが野口さんのデニム選びのスタンダードである。
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