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「堅苦しくなく抜き過ぎない」30代にぴったりなデニム

今の気分を反映させ、自身の嗜好性に寄り添い、作りへのこだわりも感じられる1本。古着店で探そうとしてもそうそう出合えるものではない。だからこそ野口さんは、エイチ ビューティー&ユースのデニムに足を通す。




「購入してまだ1年くらいですが、あまりにはき過ぎで生地がクタり出してきました(笑)。それがまたいいんですよね。以前から『エイチ』ではデニムを出していますが、こちらは一昨年の新型でめちゃくちゃ太いストレート。裾が床に擦れるぐらいの絶妙な丈感で、気が付くとこればかりはいています」。


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「僕が持っているのはワンウォッシュですが、実は色落ちさせたモデルもあります。最初はそちらを試してみたけれど、なんだかしっくりこなくて……。というのも、トップスは古着を着ることが多いので、色落ちさせたデニムを合わせるとルーズな印象になってしまうんです。

年齢も年齢だし少し大人っぽくはきたいなと、青味が残っているワンウォッシュを選びました。ボロな古着にも合うし、ジャケットにも合う。まさに万能ですね」。



シルエットは王道のストレート。だが古着のレギュラストレートよりもワタリは広めだ。この絶妙な雰囲気は、古着店で見つけようと思っても難しいという。



「『エイチ』のパンツは、ストンと下にキレイに落ちるものが多いんです。このデニムにもその特徴が出ていて、ワイドストレートだけど上品さもある。まさに30歳がはきたいデニムだと思います」。

普段の着こなしを拝見すれば、野口さんの言葉も腑に落ちる。

デニム=エイチ ビューティー&ユース パーカ=古着のステューシー Tシャツ=古着 シューズ=ヴァンズ

デニム=エイチ ビューティー&ユース パーカ=古着のステューシー Tシャツ=古着 シューズ=ヴァンズ


「とにかく季節に関係なく頻繁にキャラTを着ています。なので、その上に羽織るものは前が開くものが基本。気分によって開閉しながら印象をコントロールしています」。



「ここに古着の色が抜け落ちたデニムを履くと、ダラシなく見えかねない。だけどこのデニムならシルエットがキレイなので品よくキマるんです。僕のように太めではくと、フレアっぽく見えますが、色味がだいぶ残っているのでそこまでルーズには見えません」。



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らしさと意外さが同居した気鋭ブランドのNEWモデル

野口さんが「最近気になっている」と語るのが、ザ ヒノキの1本である。




国内の実力派ブランドのもとでパタンナーとして活躍していた二人が2015年にスタート。現在は鳥取県を拠点にし、コットン、ウール、リネンとすべてオーガニックの素材を使用している。天然繊維、天然染料を用いて作られたアイテムは、環境への配慮のみならず、心地よさや安心感、そして普遍的な美しさが魅力だ。


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「このシルエットはブランドの定番として知られ、過去にチノパンやコットンツイルのパンツに採用されてきました。それをデニムにしたのがこちら。以前から好きなシルエットでしたが、デニム地ということでいっそう惹かれます。試しにはいてみたらすごく良かったんですよ」。



「ダブルニーのデニムは、ありそうで意外とない。ワークっぽさはありつつ、タック入りでキレイめにもはける。今の自分にはちょうどいいのかなと思います。洗練した印象ですが、古着との相性も悪くないはず。フレンチカジュアルのようにハイウエストで合わせたいですね。濃厚な色味なので、育てていく楽しみも味わえます」。
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