90年代に活躍した愛くるしいトゥインゴがBEVに
「トゥインゴE-TECHエレクトリック」。ちょこっと前に飛び出るようなフロントライトが、初代と共通の愛くるしいキャラクターを生み出している。
まずは1992年に誕生した初代トゥインゴをリスペクトした「トゥインゴE-TECHエレクトリック」だ。
フロントグリルからルーフまでほぼ一直線に流れ、ルーフ後端でストンと垂直に落ちる、初代と同じようなフォルム。前に飛び出るような丸い目(ヘッドライト)とコンパクトなボディ。丸型で手を差し込むようにして開けるドアノブ……。
写真では確認できないが、後席ドアのノブは恐らく後席ドアサッシに隠れている!?
まるで1992年のパリ・モーターショーではじめて姿を現した愛くるしいトゥインゴが、32年後に新しい服を着て再びショーに登壇したかのようだ。
フロント同様、リアライトもLEDで半円が描かれた。
もちろん、丸い目はよく見ると目の縁だけがLEDだったり、3ドアだけのはずが、トゥインゴE-TECHでは5ドアだったり(後席ドアノブが隠されている)と、21世紀なりのアップデートが施されている。
BEVだから不要なのに、エンジンに空気を送る送風口(を模したパーツ)がボンネットにある。
3/5