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大好きなコーヒーを断った理由

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ーーご自身も以前は毎日5〜6杯のコーヒーを飲まれていたとおっしゃっていましたが、理由をお聞かせいただけますか?

実はデザイナーの仕事をしていて、若い時から徹夜のお供がコーヒーでした。

一息つくときにコーヒーを飲む、という習慣がついてしまい、横にマグカップがないと落ち着かないようになってしまいました。もしかしたら5~6杯以上、飲んでいたかもしれません(笑)。

ーー突然好きなコーヒーをやめられたのはどうしてでしょうか?

昨年、突然動悸が止まらなくなってしまったのです。漢方薬をはじめ、いろいろ試しましたが何をやっても止まりませんでした。しかし、コーヒーをやめてみると、毎日止まらなかった動悸が、ぴたりと止まったのです。

ーーメリットもあるコーヒー、ずばり、きっぱりやめた方が良いのか、自分に適当な量を探して上手く付き合っていく方が良いのか、どうお考えになりますか?

本当にメリットもたくさんあるので、カフェインが特別ダメな人でなければ、やめる必要はないと思います。しかし、コーヒーを飲んで少しでも具合が悪くなる人には、無理して飲むことが体に良いとは思えません。

そんな方に試していただきたいのがデカフェコーヒーです。カフェインはほんの微量しか入っておらず、カフェイン以外の有効な成分はそのまま摂ることができます。またアロマによる効果なども期待できます。

ーー自分に適切な量を知るためのヒントはありますか?

自分の体に聞くことが一番なのですが、なかなかわかりにくいので、少しコーヒーをやめてみるのはどうでしょうか。何か体に変化を感じられるかもしれません。

また止めてみて、ひどい頭痛などの離脱症状が出てしまうようであれば、カフェイン中毒になっている可能性がありますので、カフェイン入りコーヒーの量を減らすか、ひどい場合は徐々に止めるべきです。

カフェインには急に止めると離脱症状が出ることがあるので、止める場合は様子を見ながら徐々に減らす方法がいいとされています。

いざわさんおすすめ。デカフェコーヒーの魅力と種類

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ーーデカフェコーヒーと、普通のコーヒー、味の違いはありますか?

味の違いはありますが、ほとんど変わらないものもありますし、普通のコーヒーよりも美味しいものもあります。色や香りも、言われなければデカフェコーヒーだと一見で区別することは難しいです。

ーーどのような焙煎工程で、デカフェになるのでしょうか?

デカフェは、焙煎工程でカフェインを抜くのではありません。専門のデカフェ工場で、普通のコーヒー豆からカフェインを除去します。またその工程ができるデカフェ工場は、日本で認可されている方法で数えると世界に6カ所のみで、そのうちの2カ所は日本にあるんですよ。

認可されていない方法というのは、塩化メチレンなど有機溶媒を使う方法ですが、これは日本では輸入も販売もされていません。

ーーコーヒーが大好きな方でも、デカフェコーヒーで満足しますか?

はい。実際に私も大のコーヒー好きですが、デカフェにも様々な種類があり、満足できるデカフェコーヒーはたくさんありますので、飽きずに毎日楽しくデカフェ生活を満喫しています。

ーー おすすめのデカフェコーヒーを教えてください。

全国展開されているチェーン店でいうと、「BLUE BOTTLE COFFEE」が私の好みです。インスタントコーヒーであれば、「MOUNTHAGEN」がおいしいとよく聞きます。

通販では「innocent coffee」が種類豊富で美味しいですし、「Kafree」もカフェコンサルタントの方のお店だけあって美味しいと思います。大阪にある「マメラボ」はその場で好みにあわせて焙煎してくださるので楽しいですよ!

また、「ストーリーライン」というメーカーが、カフェイン入り・カフェインを半分だけ抜いたハーフ・デカフェの3タイプを選べるオフィス用の専用マシン「CHOOZE COFFEE for BIZ」をリリースしましたので、今後に注目です。

ほかにもたくさんおすすめのデカフェを著書にて紹介させていただいておりますので、気になる方はぜひご覧ください!


体の不調がなくても、「仕事で何杯もコーヒーを飲みたい」、「寝る前に一息ついてコーヒーを飲みたい」、と思った経験は誰しもあるはず。そんな時に心置きなく飲めるおいしいコーヒーを、是非試してみてほしい。

取材・文=アントレース、smile editors

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