みやたまこと●1975年生まれ、長野県出身。スポーツ領域のITソリューションやコンサルティングなどを行う株式会社ユーフォリア代表取締役。2008年に株式会社ユーフォリアを創業。アスリートのコンディショニングを支援するアプリを開発するスタートアップを経営し、多くのプロスポーツチームや日本代表選手などが活用。その知見を生かし、ビジネスパーソンの健康課題にも取り組んでいる。
日本の躍進に湧いた、今夏のパリ五輪。その裏で日本選手を支えていたのが、宮田誠さんの会社が手掛ける、アスリートのコンディショニング管理のためのデータプラットフォームだ。
「僕ら、経営者ってワークライフバランスが中々取れないんですよ。でもやり遂げたいものと仕事のベクトルが合っていることは、最高にハッピーでWellbeingだと思っています」。
宮田さん自身もスノーボード競技に勤しんだ元アスリート。そのため仕事以外でもスポーツは欠かせない。
「ただ引退してから、20代は飲み歩いてばかり。スポーツは勝つことが絶対だと幼少期から思い込んでいたので、むしろ嫌いになっていました。でもあるとき、バックカントリーに連れて行ってもらったんです。こんなに贅沢な時間があるのかと、競技以外のスポーツの楽しみに目覚めました」。
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