俳優として唯一無二の存在感を発揮し続ける池内博之さん。アウトドア遊びの達人でもあり、多忙な合間を縫ってSUPやキャンプなど多彩なアクティビティに興じている。
そんな池内さんに今回試してもらった腕時計が、シチズンが誇るプロフェッショナルのためのスポーツウォッチ「プロマスター」の3本だ。
「機能性はもちろん、気分を盛り上げるデザインも優秀。どれか1本を選ぶとしたら? 難問ですね(笑)」。いい意味で池内さんを悩ませる「プロマスター」の実力を詳らかにしていこう。
タフネスと高級感を兼備する王道のダイバーズ
1989年に誕生し、今年35周年を迎えたシチズンの「プロマスター」。海(MARINE)、陸(LAND)、空(SKY)を舞台とした3つのシリーズを展開する、プロフェッショナルのための本格スポーツウォッチである。
海、陸、空の腕時計とはすなわち、ダイバーズウォッチ、フィールドウォッチ、パイロットウォッチのこと。今回はそれぞれのシリーズから各1本をピックアップする。
まずはダイバーズウォッチの大定番「メカニカル ダイバー200m NB6021-17E」(以下、「メカニカル ダイバー200m」)から見ていこう。
「メカニカル ダイバー200m NB6021-17E」 スーパーチタニウム™️ケース、41.0mm径、自動巻き。11万5500円/シチズンお客様時計相談室 0120-78-4807
「黒の文字盤に格子柄のラバーバンドがクラシックな趣。“変わらない良さ”を感じさせるダイバーズですね。時計としての仕上がりがすごくきれいだから、タフネスと高級感の両方が感じられます」と池内さん。
1977年に発売された通称“フジツボダイバー”のデザインを継承し、現代的にアップデートした「メカニカル ダイバー200m」。池内さんの見立てのとおり、ダイバーズに求められる機能性と現代的な洗練を兼備するモデルだ。
「メカニカル ダイバー200m NB6021-17E」のルーツとなる、1977年に発売された自動巻きダイバーズウォッチ「チャレンジダイバー」。こちらの写真は83年にオーストラリアのロングリーフビーチで発見された1本。フジツボに覆われながらも動き続けていたというタフネスに敬意を表し、いつしか“フジツボダイバー”と呼ばれるようになったのだ。
オリジナルモデルはステンレス素材だったが、本作は軽量性、防錆性、耐傷性に優れたスーパーチタニウム™️を採用。ケース厚も薄くなり、装着感の良さを高めている。またムーブメントの耐磁性能を強化し「2種耐磁」を取得している点も特筆すべきだろう。
過酷な環境下での使用に耐え得る、ダイバーズとしての本筋はもちろん外さない。200mの防水性能。水中での誤動作を防ぐ逆回転防止ベゼル。暗闇でも優れた視認性を発揮する夜光インデックス。ISO規格をクリアした、プロフェッショナルのための機能が完璧に備わっている。
「サーフィンや釣り、SUPといった海まわりの遊びに打ってつけの腕時計。タフなイメージのデザインは、デニムやレザーといった日常着とも相性抜群です」。
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