新機軸の“アナデジ”にフィールドウォッチの進化を見た
続いてはフィールドウォッチの最新作「エコ・ドライブ コンビネーションウオッチ JV1005-02W」(以下、「コンビネーションウオッチ」)をチェックしたい。ご覧のとおり、アナログ×デジタルの個性派である。
「エコ・ドライブ コンビネーションウオッチ JV1005-02W」 SSケース、43.9mm径、光発電エコ・ドライブ。12万6500円/シチズンお客様時計相談室 0120-78-4807
新開発のムーブメント「U822」により、カレンダー、ワールドタイム、クロノグラフ、タイマー、アラームなどの多彩な機能を装備。その機能は2、3、4時位置のプッシュボタンで直感的に操作することができる。
「細かい凹凸(ローレット加工)のあるケースや、コーデュラポリエステルのタフなバンドから漂う“道具感”が楽しい」と、池内さんもお気に入りの模様。
多機能ゆえ文字盤に多くの表示があるにもかかわらず、視認性の良さを確保している点も「コンビネーションウオッチ」の特徴だ。
文字盤はマット仕上げにすることで光の反射を防止。ひと目で時刻を認識できるよう、12時位置のインデックスには三角形のマーク、3、6、9時位置にはアラビア数字を配置しメリハリを付けている。また夜光インデックスを採用しているので、暗所での視認性も問題なしだ。
デジタルの視認性も、「プロマスター」シリーズの既存モデルに比較して大幅に向上している。ドットマトリクスを表現できるMIP(メモリインピクセル)液晶を採用し、高精細のさまざまな表現が可能に。
フィールドウォッチとしての防水性、耐久性は言わずもがなだ。光を動力源にして動き続ける「エコ・ドライブ」だから電池切れの心配もない。アウトドア遊びの相棒として、これほど頼れる腕時計はないだろう。
「大きく見えますが、実際に着用してみると腕にしっくり馴染みます。バランスがいいんでしょうね。コーヒーを淹れたりタープを張ったり、作業しているときもまったく気にならない大きさです」。
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