アメリカが生んだSUVの元祖・JEEP(ジープ)。タフ&ヘビーデューティな車でアメリカはもちろん、世界中のアウトドアシーンを牽引してきたブランドが、ついに電動モーターだけで走る100%電気自動車のSUVを発売した。
それがこのJEEP「アベンジャー」だ。
JEEPというブランドのDNAをしっかりと受け継ぎつつも、現代に対応したパフォーマンスやデザインを纏ったアベンジャーを、モデル活動をする傍ら、ボランティア活動や会社経営、農園での野菜栽培など多岐にわたる活躍をするShogoさんがインプレッションする。
アベンジャーとクロスオーバーする、Shogoのライフスタイル
モデルとしてファッション雑誌や広告などで活躍しているShogoさん。自身も所属しているモデル事務所を経営しながら、東北大震災でのボランティア活動(9年間も東北に通い続けた)をきっかけに、知的障害のある子供たちにファッションの楽しさを伝える活動にも力を入れている。
また、最近では山梨県道志村に自身の農園を手に入れ、そこで野菜栽培にも取り組んでいるという。
一方、米軍の軍用車をルーツとして、1941年から本格4駆メーカーとして歩んできたJEEPは、「どこへでも行ける。何でもできる。」という自由で情熱に溢れたスピリットで、誰もが抱いている冒険心や夢、そして挑戦する勇気を具現化してきた。
アベンジャーは総電力量54.06kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。AC200Vの普通充電、DC(CHAdeMO)300-450Vの急速充電に対応する。「航続距離は486km(WLTCモード/国土交通省審査値)ですか。都心〜道志村を余裕で往復できますね」とShogoさんは感心する。
そして、2024年秋にデビューしたアベンジャーは、フル電動車としてJEEPのコンセプトをさらに時代に即したものに昇華させてくれる。
「化石燃料の枯渇や大気汚染など、世界規模で環境の変化が起きている今、アメリカの歴史ある本格4駆メーカーのJEEPが、ついにEVを出したってことが凄いですよね。
だって、ただ単に“カーボンニュートラル”って言われても、なかなかピンと来ないことが多いと思うんです。僕だって“カーボン(炭素)”の存在を強く意識したのは、畑で野菜を栽培し始めてから。肥料にしっかり炭素やリン、窒素が入っていることがきっかけです。
アベンジャーも、そんな一人ひとりの何気ない“きっかけ”になり得る車ですよね」と笑う。
5名乗車時でもラゲッジルームの容量は355リットル。後部シートのバックレストを倒せばさらにスペースが拡大する。Shogoさんも「農作業用のギアだけでなく、テントやタープの長いポールも積むことができるので、キャンプなどに便利ですね」と好印象だ。
タフ&ヘビーデューティなガソリン車のイメージが強いJEEPが、スマートな100%EVをラインナップに加えることは、世の中にEVの存在意義を強く印象付けることになる。
そうしたJEEPのチャレンジする姿勢は、モデル業だけでなく経営やボランティア活動にも力を注ぐShogoさんのライフスタイルと重なるのだ。
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