あさばしょうへい●1986年生まれ、京都府出身。青山ベルコモンズ跡に生まれた「THE AOYAMA GRAND HOTEL」や、京都にある任天堂旧本社社屋を安藤忠雄の新建築と融合させたホテル「丸福樓」など、世界46拠点でホテルやレストラン、ウェディング事業を手がける、株式会社Plan・Do・See代表取締役社長兼株式会社Plan・Do・See Globalの代表。
離職率の高い業界にあって、23年度の離職率は6%と圧倒的な低さをみせるのがホテル業やレストラン業を中心に展開する企業「プラン・ドゥ・シー」だ。最近ではハーバード大学も注目をし、同社のウェルビーイングについて研究を行っている。
ときに笑いを交えながら、関西弁で分け隔てなく話す代表取締役の浅葉翔平さんの姿は、同社の居心地の良さの象徴とも思える。
「ただ、僕のライフワークバランスは、ワーク9割で、ライフは1割。ありがたいことに僕らの仕事は、すべてのことがほぼ仕事のアイデアに繋がるので、それも含めて9割が仕事。右脳を使っている間はずっと仕事だと思っています。残りの1割は子育てですね」。
しかも浅葉さんにとっては、仕事がハードワークであるほど、ウェルビーイングだと話す。
「サウナみたいなもので、高い温度で仕事をするほど、子供と一緒の時間が充実して、“ととのう”感覚があるんです。サウナも水風呂も中途半端な温度だと、ととのわないでしょ?」。
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