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「キャンプよりピクニックでしょ?」な脱力系、「N-BOXジョイ」

ホンダ「N-BOXジョイ」。N-BOXの標準モデル同様、丸目ヘッドライトが備わる。ターボ/ノンターボ車とも鉄チンが標準。

ホンダ「N-BOXジョイ」。N-BOXの標準モデル同様、丸目ヘッドライトが備わる。ターボ/ノンターボ車とも鉄チンが標準。


一方、“日本一売れている車”ホンダ「N-BOX」からは、ちょっと変わったSUVルック軽の「N-BOXジョイ」が登場した。

「本格的なキャンプより、ピクニックくらいのほうが気分でしょ?」と、まるで昨今のキャンプ熱の落ち着きを見越していたかのような“脱力系アウトドア派” だ。

だから見た目には悪路をグイグイいくタフさはない。ホイールだってライバルのようにアルミではなく、スチールだ。とはいえ、キャンプで使う収納ボックスなど、アウトドアの道具感がある。

インテリアはターボ車(写真)が「ブラック×ベージュ」、ノンターボ車が「グレー×ベージュ」と、いずれもベージュが採用されている。

インテリアはターボ車(写真)が「ブラック×ベージュ」、ノンターボ車が「グレー×ベージュ」と、いずれもベージュが採用されている。


この車の最大の魅力は、後席を倒して後ろに向かって座り、車内からバックドアを開けた先に広がる景色を眺められる、という点だろう。

これならわざわざキャンプへ出掛けなくても、ちょっとした海辺の駐車場や、近くの川辺などでコンビニ飯とペットボトルでアウトドア気分を十分楽しめる。

後席背もたれを倒してバックドアを上げた状態。背もたれやラゲッジ床も撥水加工されたチェック柄生地が備わる。

後席背もたれを倒してバックドアを上げた状態。背もたれやラゲッジ床も撥水加工された生地が備わる。


そのために、お尻を置く後席背もたれにシートを噛まして座り心地をよくしたり、足を伸ばした際に最も寛げるように、ラゲッジ床の後端を他のN-BOXより少し上げたり、ピクニック気分を醸し出すようにチェック柄を用いたり、とにかくあれこれ工夫されている。

ピクニックといえばレジャーシート、レジャーシートといえばチェック柄、ということでチェック柄が標準仕様。もちろん、撥水加工されている。

ピクニックといえばレジャーシート、レジャーシートといえばチェック柄、ということでチェック柄が標準仕様。もちろん、撥水加工されている。


ピクニックでなくてもいい。むしろ、ちょっと気分転換に近くの景色を見にいきたいとか、そんな“軽い気持ち”で走らせる。そんな使い方が一番ぴったりくるSUVルック軽がホンダN-BOXジョイだ。

籠島康弘=文

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