OCEANS

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青い海を守るBLUELEEPERSで「OCEANS」も参戦



この日は、“岸壁幼魚採集家”の鈴木香里武さん、「OCEANS」メインモデルである三浦理志さん、そして統括編集長の原亮太も登壇。「未来の海について」語り合った。

右から、鈴木香里武さん、三浦理志さん、原亮太。

右から、鈴木香里武さん、三浦理志さん、原亮太。


サーフィンやキャンプ、ゴルフといったアクティブライフを推奨する「OCEANS」は当然、青い海や青い空、ひいては青い地球への想いも忘れたくない。



そのため、海洋保全の大切さを日常の「あそぶ・たべる・つかう」の延長でどう結びつけていくかを真剣に考えている。そこで推進しているプロジェクトが「THE BLUEKEEPERS」だ。




その取り組みについて原が話したあと、三浦理志さんは、サーフトリップで訪れたインドネシアのとある島での経験を写真を交えて紹介。

旅とサーフィンの楽しさに加え、最近感じる海の変化、遊ばせてもらっているフィールド(=海)を守るために日頃から心がけていることを語ってくれた。



そして、ひときわ子供たちから熱い視線を注がれたのが鈴木香里武さん。



「海洋生物は多様性に溢れている。人が参考にするべき部分があるのでは?」と、珍しい生態を持つ魚の説明をしてくれた。



熱帯に住む魚が日本の近海で見られるようになったこと、サクラダイは途中で性転換すること、アオミノウミウシは性の区別がないことなど、プロジェクターに映し出された姿とともに飛び出す知識に、会場には感嘆の声が溢れる。


チョウチンアンコウのオスはとても小さく、メスの体にくっついて生きる。

チョウチンアンコウの仲間のオスはとても小さく、メスの体にくっついて生きる。


魚たちのこうした特性は環境にアジャストするための進化であり、まさに多様性そのものである。まだまだ解明されていないことが多い海中には、確かに、我々が学ぶべきことが潜んでいるのかもしれない。


多様な業界の識者が登壇したトークセッション、ステージでのパフォーマンスやワークショップを通じて、D&Iの重要性を学んだ2日間。それを一歩先に進めるためには、まずは「知ること」から。E&Jというイベント名のとおり、“Enjoy&Join”な世の中への推進は、誰でもできることなのだ。

佐藤 裕=写真 菊地 亮=取材・文

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