現代社会への危機感
また、磯村が特に共感したのは、内山監督が描いた「見過ごされているものたち」の存在だ。現代社会では、SNSや情報の氾濫によって本当に重要なことが見逃されがちな時代。
「表面的な部分だけを見て理解した気になってしまうことは僕自身もあることです。本質を捉えた気になってしまうことが問題のひとつだと感じます」と危機感を露わにし、「僕たちは今、見て見ぬふりをしていることが多すぎると思うんですよね」とも続ける。
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「俳優が社会問題を直接語るのは難しいですが、映画やドラマを通じて多くの人に問題を感じてもらうことはできると思うんです」。
磯村はエンターテインメントの力を信じ、だからこそ、こうした問題提起をする作品に積極的に参加しているのかもしれない。
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