時にハズレ飯に当たることも……。
グルメ旅では、ハズレの料理に当たることも珍しくありません。
アルバニアではどの店もパスタの食感が柔らかめでした。イタリアが地理的に近いのでイタリア料理やピザも美味しそうと思ってましたが、パスタは僕が立ち寄った店ではすべてブヨブヨ。歯が無くても食べやすいくらいの柔らかさでした……。
大衆向けの店で食べた大葉とミートソースのブヨブヨのパスタ。300レク(390円)。
僕がアルバニアを訪れたのは春でしたが、シャツ一枚で心地よく歩けるくらいの陽気。青果店や市場ではさくらんぼが山積みにされており、キロ単位で売られていました。
春の季節にはさくらんぼが町でよく売られている。甘味が強くとても美味しい。首都のティラナの写真。
アルバニアに2カ月ほど滞在しましたが、このさくらんぼは合計で10キロ分は食べたと思います。1キロ買っても200〜300レク(約260〜390円)ほど。何度も食べたくなる美味しさと安さが最高でした。
旬のものを味わうこともグルメ旅の楽しみのひとつです。市場でお店の人に美味しい品種や食べ方など教えてもらいながら買い物をするのも、旅のひとコマです。
アルバニアの甘くないヨーグルトドリンク、ザレ(Dhallë)。売店やスーパーで70レク(約90円)で買える。
今回紹介した食べ物のほとんどは聞き慣れないものが多かったと思います。世界中にはまだまだ見たこともない料理があるということでしょう。そんな未知なる食べ物を探すことが、グルメ旅の醍醐味です。
アルバニアはEUにまだ加盟しておらず、発展前の風景が多く残っています。1992年まで社会主義国だった名残や素朴なアルバニアが見られるのは今だけだと思います。近くを旅行される際は旅程に組み込んでみてはいかがでしょうか。
※レートや現地価格は旅行当時のものです。