秋らしい配色の「エア ジョーダン 1」
小島 さて今回のテーマは?
平 ストレートに「秋に履きたいスニーカー」ということでお願いします。
小島 僕から行きましょう。今回は珍しいスニーカーが揃ってます。
アントニー でも小島さんて、スニーカー界隈の番組とかYouTubeに誰よりも出てますよね。バラエティにおけるにこるん(藤田ニコル)や、みちょぱ(池田美優)くらいの感じ。
小島さんとはもう7、8年のお付き合いになるんですが、どんどん表舞台でのしゃべりがうまくなってる気がします。カメラ慣れが半端ない(笑)。
小島 我ながら、最近は何でもやるようになってきました。今日はどれからいきましょうか。
平 やっぱりジョーダンじゃない?
小島 了解。まずは「エア ジョーダン 1 LOW OG ダークモカ」です。アントニーさんはツボじゃないですか?
アントニー ついにダークモカのローカットが出たかと。でも発売当初はこのカラーリング、それほど人気じゃなかったんですよ。それがあれよあれよという間に人気になって。
小島 この白×黒×ブラウンという配色が、やっぱり秋らしいんですよね。ジョーダンというとハイカットのイメージが強いんですが、僕はローカットも好きなんですよ。履きやすくて。
アントニー 即完売だとは思うんですが……やっぱりローカットは、ジョーダンのイメージが湧かないんですよ。でもトラビス・スコットとかフラグメントとか、ローカットのイメージがある。そういう人気コラボで注目されるようになってから、ローカットが売れ始めたんじゃないかな。
小島 来年は「エア ジョーダン 1」発売から40周年ですから、さらに盛り上がるかと。
アントニー もういいですって、そういう何ちゃら周年。毎年何かしらあるんですもん。10と50と100だけでいいんですよ(笑)。
平 いやこの人正直でいいわ〜。
アントニー 1985年デビューですもんね、ジョーダン 1は。じゃあ来年はイカツイの出るんですかね。
小島 イカツイの出ます。詳細は言えないんですが、出ます。残り少なくなった今年も、このダークモカのほかいろんなカラーが出るので、注目していてください。
アントニー とはいえこのダークモカ、やっぱりいいですよ。服に合わせやすいカラーだし。最近の若い子たちはジョーダン 1じゃなくて、アディダスの「サンバ」とかに行っちゃうから……ぜひこのダークモカをきっかけに、ナイキにも目を向けてほしいですね。
お馴染み「サンバ」に仰天カラー登場
小島 この流れで次もローカットで。アディダスの「サンバ」、アトモスとのコラボモデルです。前回もサンバを出したんですが、ウチとしては通年で推していて。
シルバーのトウとスリーストライプスは、イタリアンレザーを使用しております。「タキシードに履けるスニーカー」というのがコンセプト。
アントニー 「スーツに合わせられるスニーカー」は聞いたことがありますけど、タキシードって(笑)。
平 わかった。アントニーさんが映画祭とか授賞式とかに出る時、タキシードにこの「サンバ」を合わせればいんですよ。
アントニー え? これでレッドカーペットを歩けと? でも、そういうフォーマルな場所でもスニーカー履きたいなと思っていたから……いいかも。
小島 「サンバ」はもうやり尽くした感があるので、ぶっ飛んだやつを作ろうと思ったんですよ。
平 シューレースの先にもシルバーチップが付いてる。凝ってるよな〜。
アントニー モードな人たちにも刺さると思いますよ。女子も好きだと思うなあ。
小島 港区女子に配りますか、オロチさん、何足必要ですか?
アントニー やめてくださいよ(笑)。でもこうやってまじまじと見ていると、やっぱり欲しくなるよなあ。でも小島さん、今アディダスってエグい(儲かってる)んでしょ?
平 うわ、悪いの出てきた。地面師。
アントニー いやいや(笑)。個人的見解なんですが、アディダスが上がっていったのって「イージー」コレクションが出てきた頃のイメージなんですよ。8年くらい前。でも先日アディダスの人と話をしたら、あのときよりも「余裕でいい」そうなんですよ。
小島 そう。「イージー」の売り上げがいったん落ち着いたんたあとに、「サンバ」でまた盛り返して。
アントニー やっぱりインラインの商品が強いっていうのは、大きいですよね。
小島 街でサンバを見かけない日がないですからね。つまり誰もが持ってるから、こういうひと味違うカラーがいいんじゃないかと。
3/5