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2025.03.06

ファッション

「パタゴニアは昔からの顔馴染み」海辺の街に生まれたデザイナーが愛す、思い出の名品たち


「パタゴニアン・パパラッチ」とは……

音楽やデザインの分野で活躍を続けながら、アパレルブランド「シテラ」のディレクターとしても活躍する永 直樹さん。

彼にとってパタゴニアは昔馴染み。共に歩んできた時間が長いだけに、手に取れば当時の思い出が自然と蘇る。ひとつひとつに触れながら、そのストーリーを紐解こう。

【写真12点】「海辺の街に生まれたデザイナーが愛す、思い出の名品たち」の詳細を写真でチェック 
紹介してくれたのは
永 直樹さん●ビズビムの創業メンバーとしてブランドの黎明期を支えたひとり。独立後、主に音楽やデザインの分野で実績を積み、2016年には“移動”をテーマとしたファッションレーベル、シテラをスタート。また、現在は期間限定でタコス屋も運営する。今後は15年ぶりに音楽活動を本格始動予定。

永 直樹さん●国内シューズ・アパレルメーカーの創業に携わる。独立後、主に音楽やデザインの分野で実績を積み、2016年には“移動”をテーマとしたファッションレーベル、シテラをスタート。また、現在は期間限定でタコス店も運営する。今後は15年ぶりに音楽活動を本格始動予定。

生まれた土地柄、ずっと顔馴染みだった

「若い頃からパタゴニアは身近な存在でした」。永さんがそう語る理由は、育った環境にある。
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「海辺の街で生まれ育ったので、周囲にサーフィンをしている人が多かったんです。親も子供もパタゴニアを着ていましたね。子が成長して大人用の服を親から引き継ぐ、なんてこともありました。地元を大事にする人もたくさんいましたから、企業としてもしっかり環境のことを考えているパタゴニアを支持する下地はあったように思います」。

ファッションに関心を持ち始めてからも、永さんにとってパタゴニアは特別な存在だった。都内にショッピングに行くものの結局は何も買わず、地元に帰ってきてパタゴニアを物色していたとか。



「確か僕が20歳ぐらいのとき、地元にパタゴニアの店舗ができたんです。そこにはアウトレットのコーナーがあったんですよ。当時はお金がなかったのでそこばかり見ていました。基本的にサイズも含め在庫が少ないので、友だちに先を越されないよう日々チェックはしていましたし、周りを出し抜くために毎日通っていたときもありましたね」。

永さんのワードローブには若かりし頃の思い出が詰まったパタゴニアが多く、しかも今なお現役で活躍している。



「この青いベストを購入したのは30年ほど前。お店の小さいラックに置かれていました。パッカブル機能付きでコンパクトに収まるので何かと重宝しています」。

ベスト同様、年中ともに過ごしているのがこのバッグだ。



「このバッグを購入したのは10年くらい前。バッグが欲しくて定期的にお店に足を運んでいて、ある日偶然見つけたんです。スタッフさんからいろいろ話を聞いて、自分のライフスタイルにピッタリハマると思ったので購入を決めました」。

最初にネイビーのバッグを使い始めたところ、あまりの良さに時間差で黒も購入。これらのバッグは主に仕事で使うという。



「海外出張に行った際は、現地でのサブバッグとしてもよく使います。海外で街を歩くとき、手提げだとひったくられる可能性もある。その点、このバッグは2-WAY仕様でバックパックにもなるので頼もしい存在です」。
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