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2024.10.04

ライフ

世にも珍しい“缶入りワイン”!? そのワケを聞きにフランスの醸造所を直撃!



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去る8月17日に開催したオーシャンズイベント「THE BLUEKEEPERS Festival」。そこで販売された世にも珍しい“缶ナチュール”を造った本人に会ってきた!

なぜ缶にワインを入れたのか。そのシンプルで本質的な理由を伺っていこう。

「未来に進むために、自然に還るんだ」

青空の下で飲んだ“缶ナチュール”は格別だった。

青空の下で飲んだ“缶ナチュール”は格別だった。


フランス東部に位置するワインの銘醸地・ジュラで「ノビス(NOVICE)」というドメーヌ名でナチュラルワインを造るのはイヴ・ロイさんだ。あの“缶ナチュール”をリリースした張本人である。

リリースするとすぐに完売するカルト的な人気を誇る「ノビス」のワイン。その主宰がイヴ・ロイさんで、50歳でワイン造りを始めた遅咲きの天才だ。

リリースするとすぐに完売するカルト的な人気を誇る「ノビス」のワイン。その主宰がイヴ・ロイさんで、50歳でワイン造りを始めた遅咲きの天才だ。


「なぜ発泡のナチュラルワインを缶に?」。そんな素朴な疑問をぶつけるべく彼に会いに行ったのは6月上旬。

青い空の下でブドウはすくすくと育っていた……と思いきや、実態は違っていた。



春に大変な霜害にやられ、一部の苗で今年の収穫は既に見込めないという。原因は察しがつくだろう、気候変動だ。

その現実にカウンターを与えるべくイヴさんは“缶ナチュール”を造った。

醸造所にも案内してくれたイヴさん。

醸造所にも案内してくれたイヴさん。


「造った理由?単純さ、輸送のときのCO₂を減らしたかったから。温暖化の温床だからね。

ペットナット(発泡ワイン)のボトルは圧に耐えられるように分厚くて重いものを使うから、このスタイルが広がればインパクトがあると思った。それにアルミはリサイクルがしやすいし」。

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