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ワインを世界に届ける際に排出されるCO₂を抑えるための選択肢としての缶。

しかも、「ボトルからいちいち注いでもらうより、ペットナットは最初から一人一本あったほうがうれしい(笑)」と“楽しむ”マインドも忘れない。


仕事はいつも愛犬とともに。

仕事はいつも愛犬とともに。


「缶以外にも、ハイブリッドのブドウ品種を使うとか、いろんな実験をやってるよ。とはいえ全部“ルール違反”だからジュラのアペラシオン(原産地統制呼称)は取れないけど、知ったこっちゃない。

美味しいワインが飲めなくなるほうが一大事だから(笑)」。


“BACK TO THE NATURE”のエチケットが貼られた一本は、ハイブリッド品種のブドウを使った実験的なキュヴェ。

“BACK TO THE NATURE”のエチケットが貼られた一本は、ハイブリッド品種のブドウを使った実験的なキュヴェ。


最後に彼が取り出したボトルには“BACK TO THE NATURE”というエチケットが貼られていた。その真意について聞くと「未来に進むために、自然に還る必要がある」。

なるほど、実に本質的。とても大切なことを教わった気がした。


OCEANS11月号「NEWSなデニム」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック


山本 大=写真 菊地 亮=文

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