筋肥大はダイエットに効果なし!は誤り
だから「ダイエットしたいなら筋肥大はムダ」という主張は100%間違っているんです。根拠にしているのが「筋肉が1kg増えても13kcalしか消費カロリーが増えないから」というものですが、さきほども言ったとおり、除脂肪体重が1kg増えれば運動をしなくても消費カロリーは50kcal増えますし、運動すればそれ以上です。
それに「エポック」効果もあるんです。
エポック(epoc)とは“excess post-exercise oxygen consumption”の略で、運動後のアフターバーン効果でカロリーが消費されるというもの。運動したあとはグリコーゲンを回復し、筋肉を合成するために、エネルギーが多く使われるためです。
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たとえばウエイトトレーニングで200kcalを使ったとします。その後の24時間でも、アフターバーン効果で新たに200kcalが消費される。
つまり、筋肥大すれば「除脂肪体重による代謝」と「エポック効果」で、トレーニング中もトレーニング後もより多くのカロリーを消費し、脂肪を燃焼できるということ。筋肥大はダイエットに効果しかないんですよ。
ひとつ付け加えると、エポック効果を1番得られるのは有酸素運動よりも、運動後の回復度合いがより大きい無酸素運動。ダイエット中の人はウエイトトレーニングがベストですね。
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「筋肥大はダイエットに効果がない」という誤った言説を一刀両断した筋肉王、山本さん。私たちが寝ているときも筋トレ中も筋トレ後の回復時にも、筋肉は知らないうちに、しっかりカロリーを消費してくれている。要は、筋肉が増えれば増えるほど、ダイエット効果しかないということだ。