K18WGケース、38mm径、自動巻き。422万4000円/ブレゲ(ブレゲ ブティック銀座 03-6254-7211)
これら充実の2本に加わる時計として提案したのが、ブレゲ「クラシック 5177」だ。
伝統的な高温焼成による「グラン・フー」の炉焼きエナメルダイヤルは、ブランドカラーでもある深みのあるブルーに。
ブレゲ数字やブレゲ針など、ブランドを特徴付けるディテールが備わったケース厚8.8mmの薄型ドレスウォッチ。チャプターリングには星やダイヤモンド、百合の細密なモチーフが並び、さりげなく華やぎを添える。
「深みのあるネイビーダイヤルが素敵。ブレゲ針や、個性的な書体のアラビア数字が描かれたダイヤルは、控えめながらそのブランドのものだとひと目でわかるデザインで良いですね。
薄くてシンプルなのに、サイドに溝が施されたディテールも凝っていますね。ミニマムな合わせが大切なスーツの世界にハマります」。
取材中も逆質問を重ね、時計の本質に近づこうとする貪欲な福光さん。
「本質的な腕時計というのが、僕の時計選びのひとつの指針になりそうですね」と、時計好きの世界に一歩ずつ近づきそうだ。
福光屋 14代目 福光太一郎さん●大学卒業後に語学留学のために渡米し、帰国後は不動産会社やアパレル会社へ勤務。2010年に家業である福光屋に入社し、取締役就任。米と発酵を武器に他業種へのチャレンジを続ける。
OCEANS10月号「47都道府県ショップガイド」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!