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ナイキ ブレーザーの特徴・人気の理由

飽きのこないシンプルデザイン



進歩的で優れたデザイン性はナイキの強みと言っていい。一方、数十年前に誕生してからいまだ色褪せることなく多くの人々に受け入れられているモデルを多数有しているのもまた事実。ナイキ ブレーザーはいい例だろう。

アッパーに重ねられたのはほぼスウッシュロゴとヒールパッチのみ。その潔い構成は、50年以上経った今もほぼ手付かずのままコレクションに名を連ねている。

ラバー素材のアウトソール



ナイキ ブレーザーを語るうえで、グリップ力やクッショニングに秀でたソールにも触れておかねばなるまい。

当時のカタログには、「機能面の優位性からプロバスケットボールの多くのトッププレーヤーに選ばれている」との記載がある。その事実からも、品質に手厳しいプロたちが納得するクオリティだったことが分かる。

さらには、激しい動きが日常茶飯事なスケーターたちの信頼をも獲得。その強みは、今もなお脈々と受け継がれている。

細身のシルエット



世界最高峰のプロバスケットボールリーグ、NBA。中でも、2mをゆうに超える大男たちがひとつのボールを争うゴール下はもはや戦場である。ゆえに、足を守る役割も担うシューズは重要で、大半は肉厚かつボリューミーな印象だ。

ただ、ナイキ ブレーザーの場合は本来の役割を全うしつつその姿は他と一線を画す。

流れるようなアウトラインはシンプルなデザインも相まってスマートに映り、それがコート外でも多くの人々から支持を得た要因と言える。

大きめのブランドマーク(200)



下手にオーバーレイを連ねることはせず、サイドビューにはブランドのアイコンであるスウッシュロゴのみ。このシンプルな佇まいこそナイキ ブレーザーであり、その奥には当時の機能面における自信が透けて見える。

特筆すべきは、そのスウッシュ。ひとまわり大きいサイズ感で、潔いデザイン構造だけにその主張はより強く感じられる。

ベースはシンプルだが、普段の着こなしに程よいスパイスを加えるにはちょうどいい。

サイズ感

ナイキ ブレーザーは、一般的なナイキのシューズに比べてハーフサイズ小さく感じることがままある。

それはおそらく、同じく名作のひとつに数えられる「ナイキ エア フォース 1」と比較すると、トゥボックスの高さがやや控えめに作られているからだろう。

歩行時の足ずれを避けたいのならそのままのサイズでも申し分ないが、ラクに履きたい、大きめに履きたいという方にはハーフサイズ大きいものを選ぶことをお勧めしたい。

履き心地は?

“バッシュ”がルーツであることからも分かるように、グリップ力やクッショニングは我々の期待に見事応える。ゆえに履き心地は良好だ。

とはいえ、イメージする“バッシュ”とひと味違うのがスリムなプロポーションで、前足部のボリュームの小ささがそれをより強調する。

いわば、履き心地を左右するフィット感を高める要素になっているとも言えるが、窮屈さを感じるならハーフサイズアップさせて履くと快適さは維持できる。


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