OCEANS

SHARE

ワーゲンバスを祖に持つ「トランスポーター」

とはいっても、やっぱりこのクラスは大きすぎるなあ、というなら、フォルクスワーゲンの7代目「トランスポーター」を待ってはどうだろう。

フォルクスワーゲン「トランスポーター」。ディーゼルターボ、PHEV、BEVが選択できる。

フォルクスワーゲン「トランスポーター」。ディーゼルターボ、PHEV、BEVが選択できる。


みんなが大好きな「ワーゲンバス」を祖に持ち、全長が約5mという商用車だ。ライバルにはメルセデス・ベンツの「ヴィトー」(Vクラスの商用車)などがあり、日本には乗用車モデルの「ヴァナゴン」が正規輸入されていたこともある。

その最新モデルが来年には発売されると噂される中、ひとまず先に一部写真が公開された。

オプションで4WDが選択可能。

オプションで4WDが選択可能。


7代目トランスポーターは、ディーゼルターボ車とプラグインハイブリッド車、そしてBEVが用意される予定。

またタクシーなどを想定した“乗員輸送用”の「コンビ」や、その高級シャトルバス仕様の「カラベル」、あえて見た目を素っ気なくした「パンアメリカーナ」など、バリエーションも豊富だ。

液晶パネル式メーターとインフォメーションパネルが運転席を囲む。

液晶パネル式メーターとインフォメーションパネルが運転席を囲む。


ワーゲンバスといえば、同社には “電気版ワーゲンバス”ともいえる「ID.Buzz」があり、年内には日本で販売されると噂されている。

ただしID.Buzzは全長約4.7mのミニバンだ。それに対してトランスポーターは2列目以降ががらんどう、つまりキッチンやソファを備えるといったカスタムがしやすい。

BEVは電動ノコギリも使える最大2300ワットの電源を備えることも可能。

BEVは電動ノコギリも使える最大2300ワットの電源を備えることも可能。


しかも、電気より安心して気の向くまま走らせることができるディーゼルやプラグインハイブリッドが選べる。

バンライフの相棒として“ワーゲンバス一族”から選ぶなら、トランスポーターじゃないだろうか。

歴代トランスポーターの中でも人気の「パンアメリカーナ」は、SUVっぽいエクステリアが特徴。

歴代トランスポーターの中でも人気の「パンアメリカーナ」は、SUVっぽいエクステリアが特徴。



どちらも魅惑的だし、もちろんスプリンターという選択肢も捨てがたい。どれにしようか、どう改造しようかとワクワクしながらあれこれ妄想するのが、胸躍るバンライフの第一歩なのかも知れない。

籠島康弘=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。