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角ばって、武骨で、昔ながらのピックアップトラック

2016年に名車「ディフェンダー」の生産が終了すると、彼は代わりの本格派オフローダーを作ると宣言。

こうして2022年にオリジナルのオフローダー「グレナディア」の販売をスタートさせた。

「グレナディア・クオーターマスター」。全長5440mm、全幅2146mm、全高2019mmとジープ「グラディエーター」なみのサイズだ。

「グレナディア・クオーターマスター」。全長5440mm、全幅2146mm、全高2019mmとジープ「グラディエーター」なみのサイズだ。


続いてグレナディアと基本的な部分を共有するダブルキャブのピックアップとしてこの「グレナディア・クオーターマスター」も開発。2023年にはイギリスで、今年4月からはアメリカやカナダでも販売を開始した。

見た目はクラシカルだが、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進運転支援機能を標準装備。

見た目はクラシカルだが、衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進運転支援機能を標準装備。


両車とも、先代ディフェンダーと同様に強固なラダーフレームを採用し、前後リジッドアクスルサスペンション(左右の車輪を1本の軸で結ぶ方式)を採用。

これらは単に懐古主義から採用したのではなく、メンテナンスしていけば長年使えるタフギアという、グレナディアの特徴を生み出す機構だ。

アクセサリーは豊富。ジュリカンやサンドラダー、シャベルを取り付けるさまざまなマウントも用意されている。

アクセサリーは豊富。ジュリカンやサンドラダー、シャベルを取り付けるさまざまなマウントも用意されている。


エンジンはBMW製の3Lガソリンターボかディーゼルターボを選ぶことができる。

8速ATを搭載し、ローレンジトランスファーと、センターデフロックを標準装備。フロントとリアのデフロックも選択可能だ。
 


こうして10.3インチ(約262mm)のロードクリアランスと、31.5インチ(約800mm)の最大渡河深度を備えた屈強なオフロードトラックが完成した。

「ディスプレイに集約!」という最近の流行とは真逆の、スイッチ類たっぷりなインテリアも男心をくすぐる。

「ディスプレイに集約!」という最近の流行とは真逆の、スイッチ類たっぷりなインテリアも男心をくすぐる。



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