ユーロ製リーバイス、ディオールのシャツ……三宿の新鋭・古着店で鈴木真悟がお宝探し！

「鈴木真悟のVintage Clothes Cruise」とは……

19SOデザイナーの鈴木真悟さんと、今注目の古着店を巡る本連載。

今回訪れたのは三宿にある「カーヴ」。以前紹介した「イシュー」の姉妹店だ。

鈴木真悟さん●「サタデーズ ニューヨークシティ」でプレス、そしてブランドマネージャーとして活躍したのち、2020年に独立。自身のブランド「19SO（ナインティーンエスオー）」を設立する。展開するコレクションは、普段の生活に落とし込みやすいと評判。

オープンしてからまだ日は浅く、最寄り駅となる三軒茶屋からも徒歩15分。それでもなお古着好きが足繁く通う。その理由は、センスの良いユーロ古着が数多く揃うからである。

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まずはショーウィンドウの古着をまじまじと……

鈴木　カーヴには何回か来たことがあるのですが、ヨーロッパ系の古着を中心にいいものを揃えているんですよ。店長の倉さん、よろしくお願いします！

倉　こんにちは！

倉 拓哉さん⚫︎店を切り盛りするイケメン店長。若くして古着の知識は豊富で、特にヨーロッパものに精通。

鈴木　ショーウィンドウに飾られているアイテム、どれもいいですね。

倉　ここにはその時々のイチオシを吊るすので、ぜひチェックしてください。

鈴木　このタンクトップも格好良いですね。一枚で着るのは難しいかもしれないけれど、シャツのインナーなら取り入れやすいかも。




倉　だまし絵で有名なアーティスト、マウリッツ・エッシャーのグラフィックが描かれています。古着のプリントTはよく見かけますが、タンクトップとなると珍しいと思います。

鈴木　あと、気になったのはこのシャツ。タイダイ柄がいいですね。



倉　実はこれプリントなんです。部分ごとに模様が切り替わっているので、プリント生地をパターンに合わせてカッティングし、シャツに縫製したのだと思います。

鈴木　1枚でサラッと着たら格好良いですね。サイズも大きめで着やすそう。



鈴木　知らないブランドだけど、このベストも風情が抜群にいい。

倉　ディテールがすごくお店のテイストにマッチするなと思い、並べています。

鈴木　昔に比べると特定のブランドを目掛けて古着を探しにくる人は減った印象がありますよね。今は見た目だけで古着を買う人が多い気がする。

倉　確かに、ブランドよりもモノを見る傾向はあると思います。うちでは、デザイン性はもちろん"素材"や"生産国"などもこだわって古着を買い付けています。



鈴木　このサンダルもいいな。スクエアトウが特徴的で珍しい感じ。何サイズですか？

倉　UK8（約26.5cm）ぐらいですね。

鈴木　ちょっと小さいかもな。僕は足がデカいので古着店の靴は履けないことが多い。色味とかお洒落だけど……諦めます（泣）。