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2024.10.13

ライフ

避難所に行けば“助けてもらえる”はNG!備えるべきは「飲み水+生活用水」「現金」そして…



特集「VS.天変地異 〜最新OSの防災テク〜」とは……

西日本豪雨で実家が被災したことを機に“防災士”となったフリーアナウンサーの小笠原知恵さん。防災士とは民間の資格で、避難所を設営する人などが所持する「防災の知識を身につけた防災のリーダー」だという。
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自分自身はもちろん、離れて暮らす両親や祖父母のためにできることを確認するためにも、小笠原さんの経験と知識を共有したい。
話を聞いたのは……
小笠原知恵(おがさわらともえ)●島根県江津市出身。2018〜2023年の5年間をNHK松江放送局でキャスターを務める。2018年の西日本豪雨で実家が被災したのを機に防災士の資格を取得。現在は島根を中心にフリーアナウンサーとして活動し、しまねふるさと親善大使「遣島使」として島根県のPRも行う。

小笠原知恵(おがさわらともえ)●島根県江津市出身。2018〜2023年の5年間、NHK松江放送局でキャスターを務める。2018年の西日本豪雨で実家が被災したのを機に防災士の資格を取得。現在は島根を中心にフリーアナウンサーとして活動し、島根のふるさと親善大使「遣島使」として島根県のPRも行う。

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飲み水は1日ひとり2Lに加え、生活用水も確保せよ!

前回の記事でも触れたが、豪雨で実家が被災したときに「事前にやっておけば良かった」と切に感じたことは“備蓄”だったという。

当時を振り返りながら、小笠原さんが特に必要だと語った備蓄品はこの4つだ。

・生活用水を含む備蓄水
・1週間分の食料
・塩分補給ができるもの
・現金

「被災後に1週間ほど断水になって、水がまったく足りませんでした。飲み水の備蓄もしていなかったので、自治体から支給された水や知人からいただいたペットボトルの水を飲んでいましたが、生活用水にまわす量はなく、給水車から汲んできた水で凌いでいました。
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手や食器を洗ったり、洗濯するにも水は必要。飲み水だけでなく、衛生面も考えた生活用水を余分に備蓄しておくことが大切です。

食料も1週間分はストックしておくのが望ましいでしょう。夏の場合は汗をかくので、塩分補給できるタブレットや経口補水液なども用意しておくと安心ですね。私は非常用持ち出し袋に入れています。

そして忘れがちなのが現金。最近は持ち歩かない人も多いと思いますが、被災時は停電していることも多いので、ある程度の現金を持っておきましょう」(小笠原知恵さん、以下同)。
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