リーバイス「502」とは
リーバイス史において、ジッパーフライの導入は大きな転換期と言って差し支えないだろう。
初めて採用された1954年製作の「501ZXX」は、リーバイスのジーンズに馴染みのなかった東海岸の若者たちを振り向かせ、1967年にその後継モデルとして登場したのが「502」である。
【写真11点】「リーバイス 502」を写真でチェック ジッパーフライを踏襲し、さらに新開発の防縮加工が施された一本は脱ぎはきしやすいうえに、洗ったとしても想定内の縮みに留められることで程なくブランドを支える人気モデルとなった。
そしてリーバイス史におけるもうひとつの大きなターニングポイントといえば、思い出されるのは2015年。
レギュラーストレートが一般的な501を初めてテーパードシルエットにカスタムした、「501CT(カスタマイズ&テーパード)」の登場である。
501のカスタムは、その後のラインナップの拡充を見れば大きな出来事だった。
502はそのテーパードの流れも踏襲。テーパードジーンズのジップ版としてアップデイトされた現行の502は、骨太な着こなしに偏りがちなジーンズスタイルに一石を投じる存在となった。
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