子供の成長に大事なことは、好奇心に蓋をしないこと
「昔から知らないことは知りたいし、面白いことはやってみたいという感じ。
子供の頃から、とにかく好奇心を絶やさないように、両親はすごく応援してくれて、いろんなことを体験させてくれました。そこは感謝しかありませんね」。
両親にしてもらったことを、今度は自分の子供にしているという。3人の子供たちはしっかりとそれを受け継ぎ、長女は小学生で絵本作家として、『しょうがっこうがだいすき』でデビューするなど、才能をのびのびと開花させている。
秋元さんが子供と接する際に意識していることは、興味を持ったことに対し、できるだけ寄り添ってあげること。
「知りたがっていたり、興味があることには、面倒くさいと思わず、その気持ちにできるだけ寄り添えるように心がけています。好奇心に蓋をしない、あるいは好奇心を引き出す言葉はなるべく投げかけてあげるっていう」。
現在44歳。一般的にはおじさんとして認識される年齢だが、好奇心の炎はますます強まるばかり。
「大学で講義をしていると、学生から知らない情報をたくさんもらうんですけど、まだまだ知らないことだらけ。スマホに入っているアプリだって、学生から教えてもらったものがたくさんあります。
私は、おじさんであるからこそ、年下の人から学ぶことを意識しているんです。将来は、『“おじさんなのに”いろいろチャンレジしているよね』と言われるようなおじさんになるのが理想です。
ちなみに今年の夏は、セブ島へ短期で語学留学に行ってきます。カタコト程度は喋れるのですが、もっとうまくなったほうが何かと便利ですし、何より新たなことに挑戦するのは刺激的で楽しいんですよね」。
“おじさんなのに◯◯”。秋元さんのジャイアント・キリングは、これからも続く。
秋元祥治の10問10答
Q1. 現職でなければ何をしていた?
最年少市長。
Q2. 最後の晩餐で食べたいものは?
丸デブ総本店の中華そば。
Q3. 直したい癖は?
ぎっくり腰。
Q4. 地方にあって都会にないものは?
チャンス。
Q5. 上限なしで、お金で買える今欲しいものは?
学校(を作りたい)。
Q6. 子供の頃の夢は?
アナウンサー。
Q7. 好きな漫画は?
『神の雫』。
Q8. 最近感動したことは?
キャスターとしてテレビに出演したこと。
Q9. あなたにとっての子育てとは?
面白いもの。
Q10. 行ってみたい場所は?
行ったことのない場所すべて。
株式会社やろまい 代表取締役 秋元祥治●1979年、岐阜県出身。2013年に売り上げアップに焦点を当てた岡崎市の公的産業支援機関、オカビズ(岡崎ビジネスサポートセンター)センター長に就任。行列の絶えない中小企業相談所として注目された。現在はオカビズ チーフコーディネイター、武蔵野大学教授など、多くの要職を務める。
OCEANS9月号「夏の街角パパラッチ」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!