「ZR-V」「ヴェゼル」「WR-V」と、ホンダは3台のSUVをラインナップする。細分化されたSUVニーズをそれぞれが満たし、どの車種も人気が高い。そこで、今回は「Honda SUV」3車種を一気にご紹介。マイ・ベスト・Honda SUVを見つける参考にしてほしい。
そして、ここで紹介する3台を実際に触れられるイベントも開催。
日時/8月17日(土)、18日(日)
時間/11:00〜20:00
場所/有楽町マリオン センターモール(※東京都千代田区有楽町2-5-1)
来場特典も用意しているので、夏休みに大人が楽しめる場所としてぜひ遊びに来てくださいませ。
①ZR-V 辛口ジャーナリストたちから評価された理由
写真はZR-V e:HEV Z[FF]415万9100円。プレミアムクリスタルガーネット・メタリックは6万500円高(※表示価格には含まれておりません)。ZR-VはX[FF]320万8700円〜
ホンダの3台のSUVの全長を比較すると、ZR-Vが4570mm、ヴェゼルが4340mm、WR-Vが4325mmとなっている。 ただしサイズの違いよりも大きいのが、キャラクターの違いだ。
まず2023年春に発売したZR-Vは、同年の日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストに選ばれている。辛口のジャーナリストたちから評価された理由のひとつが、「走り」の良さだ。
パワートレインは1.5ℓ直列4気筒ターボエンジンと、2ℓ直列4気筒エンジンに2つのモーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」の2種類。いずれも充分なパワーを供給するけれど、特に「e:HEV」はエンジンとモーターが連携することで、街中から高速道路まで力強く走る。スカッと爽やかなフィーリングと、アクセルペダルを踏んだ瞬間に反応する鋭いレスポンスで、軽快なドライブを味わわせてくれるのだ。
足回りは、パワートレインから放たれるパワーをしっかりと受け止めるチューニングになっている。しなやかな乗り心地を保ちつつもハンドリングは正確で、思い描いた理想のラインをトレースしてくれる。冒頭でZR-Vの全長が最も長いと記したけれど、全高を見ると1620mmで、これは1650mmのWR-Vより低い。あえてカテゴライズすると、ZR-VはスポーツSUVということになる。
また、この車を運転して気付くのは、インテリアの仕立ての良さだ。シンプルでありながら上質さを感じさせるのはデザイン性の高さとともに、色艶のいい樹脂など、素材の良さが理由だ。
ソフトパッドの表面に艶のあるガラスパールを散りばめたパール調表皮を使用し、高級感のある仕上がりに(※グレードにより設定が異なります)。
というのもZR-Vは、欧米市場における主力モデルのひとつであるシビックをベースにしている。つまりグローバルで戦うためのクオリティということで、それが内装の質感の高さにつながっている。スポーツSUVというだけでなく、プレミアムSUVという側面もあるのだ。
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