入居者向けのサービスを構築。管理人と入居者に信頼関係も生まれる
実際の地下ワインカーヴ。
「ワインアパートメント」は2013年秋、無事に竣工を迎えました。最終的には竣工までの間、関係者と議論を重ねて入居者向けのサービスは最終的に以下のようになった。
地下ワインカーヴのレンタル地下に洞窟のような環境でワインの熟成保管に最適だとされる、温度15度前後、湿度70%前後の環境のワインカーヴを造った。入居者は1ブース(約190本〜300本収納)で1万8000円〜3万円でレンタルできる。
賃貸マンションの地下に自分専用のワインが保管できるカーヴがあるのは当時では世界初だったそうだ。
ソムリエによる稀少ワインの抜栓サービスも。
管理人がソムリエソムリエが週に2日、エントランスで入居者へワインやカクテル、ソフトドリンクや軽食を提供するサービスを展開。入居者とそのお連れ様は基本無料で利用できる。
また、定期的にイベントも開催し稀少なワインの試飲もでき、ソムリエを介してワインを仕入れることも可能だ。
例えば、「大切な方のバースデーヴィンテージ(生産年)のワインはありますか?」といった要望にもできる限り対応する。
このマンションでは管理人を「プライベートソムリエ」と呼んでいるが、まさに入居者の専属ソムリエとなっています。
ワインアパートメントの室内イメージ。
レストランからのルームデリバリーマンションの一階にはテナントとしてビストロが営業している。入居者はここからお部屋までフードのデリバリーが可能だ。部屋でワイン会といったときでも面倒なフードの用意は、お店に任せてしまえばいいので楽チンだ。
もちろんそういったワイン会のときでも、参加するゲストにもソムリエサービスを提供する。入居者にとってもゲストへのもてなしとなるので人気のあるサービスだそうだ。
4/5