六本木にボルドーワイン専門のバーをオープン。ワインアパートメントへの集客に向けて
「私が参画したのはそのあとからになります。実際に事業が動き出して、土地を仕入れマンションが建つまでの間にさまざまなプロモーションを手掛ける一端として、六本木にボルドーワイン専門のバーを立ち上げることになりました。その目的はワインアパートメントの集客プラットフォーム構築のためです。
ボルドーといえば『シャトーラトゥール』や『シャトーマルゴー』など世界を代表する赤ワインの生産地です。それらのトップクラスのワインには格付けが制定されており、主には1級から5級(メドックの格付けと呼ばれる)の数十の格付けされたワインがあります。
その中で48種類もの格付けワインをグラスで飲むことができるという世界でもまれにみるコンセプトのワインバーです。それらのワインは1本数十万円するものもありグラス1杯で数万円するほどです。これは当時ソムリエとして勤務していた私もはじめは耳を疑ったほどです。こんなワインバー聞いたことがない。本当にそんなバーができるのか?
実際にそのバーは六本木ミッドタウンのすぐ近くにオープンし、私はその立ち上げから関わっています」。
ボルドーワイン専門バー「マックスボルドー六本木」※現在閉店
実際にワインアパートメントが竣工するまでの約3年、この突飛なコンセプトのワインバーをプラットフォームとしてさまざまなメディアに発信、併せて「ワインアパートメント」の情報も徐々に解禁していった。
まるでアイドルがデビューする前のシークレット期間からデビューまで、徐々にメンバーを解禁していくかのように展開していったのです。
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