▶︎
すべての写真を見る オーシャンズでは
Feel So Goodなモノ語り連載でもお馴染みのアーティスト・FACEさんが、「都合の悪い存在 - Disruptive Presence」展を開催。
所属するギャラリー ターゲット(GALLERY TARGET)では3年ぶりとなる本展示は、新機軸の表現を中心に新作約30点が並ぶ。
これまで作品に落とし込んできた皮肉や冷笑、反戦や平和ボケというテーマはそのままに、スタイルの違う数人のFACEが描かれている。
「ピカビアの展覧会を観た日比野克彦さんが書いた下記の記述に僕の言いたいことが集約されている。"都合のいい作家"よりピカビアのような"都合の悪い作家"に僕はなりたい。でも……たまには行儀良くありたい」とFACEさんは語る。
「絵描きにとって、見る者を裏切ること程気持ちのいいことはない。逆にいうと、見る者の期待に答える様に絵を描く程つまらないことはない。つまり、ある作家のスタイルができあがったとして、まわりの人間はそのスタイルに対して称賛を送る。作家はそのスタイルで描いていれば、それなりの評価は得るのだが、自分にとっては己のコピーをするだけであって何の進展もない。 絵を描くのは当然作者なのだが、その絵をいちばん最初に見る観衆も作者なのである。いちばん最初に見る者を喜ばせることができないのなら絵を描く意味はあるのだろうか?絵というのは人目にさらけ出されて初めて力が発揮できるものなのだが、人の為に描いているのではなく、自分を感動させるために描いているのである」1989年発行 『ユリイカVol.21 総特集ピカビア』 より 7月13日(土)からはFACEさんオリジナルのTシャツも販売予定。ファン垂涎のアイテムで、こちらも見逃せない。
「都合の悪い存在 - Disruptive Presence」by FACE
期間:7月12日(金)〜8月3日(土)
時間:12:00〜19:00(日・月曜、祝日は休廊)
場所:ギャラリー ターゲット
住所:東京都渋谷区神宮前5-9-25
[問い合わせ]ギャラリー ターゲット
03-6427-3038www.gallery-target.com