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ティンバーランドの「イエローブーツ」の特徴

創業者であるネイサン・シュワーツがブーツ作りを始めたのは1918年。それから積み重ねてきた経験と技、飽くなき探究心は息子たちへと受け継がれ、今なおブランドのDNAに、そしてイエローブーツに深く刻み込まれている。

ここでは多くの特徴の中から、代表的な例を。

耐久性とグリップに優れたアウトソール



海と山に囲まれ、四季の変化も顕著なアメリカ・ニューイングランド地方は雨や雪が多く、天候が急変することも日常茶飯事。そんな場所に生きる人々のために作られたのがイエローブーツである。

それゆえの、このアウトソールの肉厚さ。しかも、弾性があり、トラクションに優れるラグパターンは歩きやすさにもひと役買う。

なにより、雨水の侵入を防ぐシームシールド構造が安心を担保。世界で初めて完全防水シューズを完成させた矜持がそこに見てとれる。

ウィートヌバックの本領



さらに、防水性能への自信により拍車をかけるのがアッパーである。

森林伐採作業者用ブーツとして市場投入された一足は、“森の男”を意味するティンバーランドと名付けられ、麦の色から着想を得た明るい色の革をその身に纏う。そんな見た目から愛着を込め“イエローブーツ”と呼ばれるようになった。

その後、改良を重ねオリジナルのウォータープルーフ プレミアム ティンバーランドレザーを製作。耐水性により磨きをかけている。

衝撃を吸収するフットベッド



ただただ屈強なだけのブーツなら、巷でこれほど履かれることもなかっただろう。

長く愛される理由は、やはり屈強を追い求めるがゆえの履きにくさという、ある種のワークブーツについてまわるパブリックイメージを払拭した点にある。

例えばインソール。アンチ ファティーグ テクノロジーを駆使したインソールは、歩行時に受ける衝撃を吸収しさらにそれをエネルギーに変える。ゆえに、ブーツであっても快適さは保たれるのだ。

柔らかな足首パッド



“ブーツなのに快適”を担保するもうひとつの要素が、色と素材を切り替えた履き口。

基本的にブーツは足首をゆうに覆うシャフトの長さが特徴だが、歩くたびに履き口が擦れて痛い思いをする場合がある。それを回避し、さらに優しく包み込まれる感覚に安心を覚える。

ホールド力も感じさせるため安定感はしっかりキープされ、小石などが内部へ侵入するのを防ぐ役割も担う。


ティンバーランドの履きこなしのポイント



ティンバーランドのイエローブーツが、広く、長く愛される所以は歴史が物語る。なにせ、山中のシリアスなシチュエーションで頼りにされ、街中で自身のスタイルを主張するために用いられてきた一足だ。

そんな活躍の場の幅は、自ずと着こなしの幅へとつながる。同じくタフネスっぷりがウリのワークパンツとの相性は言わずもがなで、スポーティなブルゾンや軍モノなどもストリートで幅を効かせてきた前例がある分取り入れやすい。

とはいえ、過去になぞらえてばかりでは今の空気とミスマッチを起こしかねないため、瞬時にモダンを装える黒のトップスを活用したい。ボトムスは、もちろんワークパンツの代表格たるジーンズ。

とことん履き込んだ痕跡が顕著なほうが、より大人としての渋味を演出できるだろう。

ティンバーランドの「イエローブーツ」の人気モデル

イエローブーツがファッションシーンで陽の目を見るようになったのは、実はイタリア・ミラノがきっかけなのは有名な話。

若者たちが抱いたアメリカ文化への熱烈な興味により形成されたサブカルの勃興から、プレッピーとアメカジの融合が図られた。

その後、ギャングスタ系ヒップホップの人気と共に大ブレイクを果たし今に至るが、その過程においてイエローブーツをフックにさまざまなモデルも誕生している。

6インチ プレミアム ウォータープルーフブーツ



言わずと知れた大定番。強靭なアウトソール、独自構造のアッパーとソールの繋ぎ目、そして防水加工を施したレザーと、世界初の完全防水ブーツを作った張本人の名に恥じない隙のない作りは、ブランドのプライドとアイデンティティを如実に物語る。

さらにアイレットには防錆加工を施し、内部には土踏まずをキープするスティールシャンクを搭載。

50%以上のリサイクルプラスチックを使用したプリマロフトインサレーションが優れた保温性と通気性を確約する。

プレミアム ウォータープルーフ チャッカブーツ



定番イエローブーツのミッドカットバージョン。

従来の防水性や耐久性、快適さ、歩きやすさなどはしっかり確保され、それに輪をかけやや短めのシャンクにより機動力を向上させている。

そのため、街中での移動に最適でボリュームをやや控えたことでよりスタイリッシュな趣に。都市部において異常気象が悩ましい昨今、こんな一足があればあらゆるシーンで頼もしい味方となるはずだ。

ウォータープルーフ フィールドブーツ



レザーとメッシュのコンビに、留め具の形状も相まってよりアウトドア色の強いルックス。とはいえ、ウォータープルーフ プレミアム ティンバーランドレザーに、イエローブーツの血統を感じさせる。

しかも、防水メンブレンまで搭載したモデルとあって、全天候型で履けるのが嬉しい。そのため、アウトドアフィールドやレジャーシーンでの活躍を期待できる。

まとめ

都市と山。両者を分かつ境界線は薄れつつある。それは、ファッション的観点からはもちろん、昨今の天候の脅威から見ても明らかだ。

となれば、ティンバーランドのイエローブーツがもたらす安心感は、このご時世、まさに願ったり叶ったりといえるだろう。

※記事内のアイテム写真の一部は、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売されていない可能性があります。

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