ビーチクリーンイベントをGショックがやったワケ
類まれなタフさで多くのサーファーから支持されるGショックは、海洋保全に対する思いもアツい。
カシオのサステナビリティ推進室 室長の五十嵐和典さんは、イベント開催のきっかけをこう語る。
「我々はものづくりをやっている企業であり、自然との接点が難しい。とはいえ、自然を守ることにも目を向け、取り組まねばなりません。そのなかで、カシオらしい取り組みとは何か?を考えていました。
もちろん、製品自体にバイオマスを使ったり、梱包方法をプラスチックから紙へ変えたりなどの取り組みもしています。ですが『Gショック』ブランドをひとつの媒体として、各環境保護団体がどのような課題を持ち、活動に取り組んでいるのかを知ってもらうきっかけとして活用するのも、カシオだからできることだと感じたのです」。
Gショックが環境保護団体とコラボモデルを定期的にリリースする取り組みも、自然を守りたいという思いが形になったものだが、さらに一歩踏み込んだ活動をするべく、カシオは邁進した。
「これまで環境保護団体と一緒に、製品作り以外で何かをやることはありませんでした。しかし時代が進むにつれて、CSR部門含め社内が一体となって環境問題に取り組んでいくことになりました。その取り組みのひとつが、今回初めて実現したビーチクリーンイベントです。
みんなで環境課題を認識しつつ、『何かひとつずつやっていこうよ』という空気を醸成したいと思っています」。
Gショックは自然に近いライフスタイルを提案するブランドだ。年々、環境保護団体の人とも密に会話をする機会が増えてきたという。
「今後は商品を軸として据えつつ、環境問題の克服に向けて、消費者の普段の行動を変化させるような取り組みを、環境保護団体と協力しながら考えていきたいです」。
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