「忙しい」を言い訳にできない「30秒スクワット」で体は変わる!
shutterstock_
ーー医師としてご多忙だと思います。どうしてもジムに行けないようなときはどうしていたんですか? 多忙でデスクワーク中心の私でもラクに痩せるため取り入れたのが、簡単な運動。「忙しくてジムに行けない」など言い訳のできないよう、デスクの前でもできるスクワットを行い、1日1回は必ず運動をするようにしました。
スクワットは大殿筋や太腿四頭筋など、体の大きな筋肉をまとめて鍛えられるので、効率が良い運動です。どんなに短時間でもいいから、スクワットは欠かさない。そのおかげでダイエット開始から5カ月後には太鼓腹が見事に消え、約半年で体重も5kg減り、体脂肪量が4.5kg減りました。
減らしたいのは体脂肪だけで、筋肉量は維持したいので、どんなに忙しくてもできる「スクワット」から始めるといいでしょう。
ーー先生オリジナルの、誰でもできるという、そのスクワットを教えてください しゃがんだ状態から、立ち上がる、という動作を30秒ほど繰り返すだけなので簡単です。
まず肩幅に足を開き、足は30度くらいひらきます。手を前に出して組み、下まで完全にしゃがんでから、立ち上がるという動作を繰り返すだけです。
必ずしも速くやる必要はないので、自分のペースで丁寧に行います。お尻が地面近くまで来るようにしっかりとしゃがみこんで行うことが大切です。そうすることで上下動の幅が広がり、確実な効果が得られます。医学の知識とフィットネストレーナーとしての知識で編み出した、たいへん効果のある方法です。
ーーどういったときにおこなえば効果的でしょうか? また、先生は50代から筋肉をつけはじめたといいますが、もっと年齢を重ねていても大丈夫でしょうか? いつおこなってもかまいませんが、「必ず1日に1回はやる」ということ。つまり、継続することが最も大切です。
人間はいくつになっても、たとえ80歳からでも、運動負荷で筋肉はつきます。気合を入れて着替えて「さぁ、運動しなきゃ」と思うと長続きしにくいので、デスクを立つついでにおこなう、トイレのついでにおこなうなど、自分が実行しやすいタイミングに取り入れましょう。
3/3