仙台の奥座敷・秋保温泉
スタンダードなタイプの和室(2名定員)。
界 秋保は街の喧騒から離れた山間に佇み、すぐそばを流れる名取川の渓流が見下ろせ、四季折々の移ろいをダイレクトに感じられる。ご当地部屋「紺碧(こんぺき)の間」と名付けられたゲストルームは峡谷の深い色味に着想を得た配色だ。
窓からの眺めは秘境感を味わえ、夏の暑さも和らぐはず。客室はいずれも和室で2名、3名、4名定員。そして1室だけ8名まで泊まれる特別室を用意している。
界ブランドは地元の伝統工芸品が館内のいたるところにあしらわれているのが大きな特徴。
界 秋保でも、仙台ガラスのアート作品や、白石和紙が用いられている部屋の番号札、障子に描かれたこけし柄など、見過ごしてしまいそうな細かな部分にも伝統工芸を見つける楽しみがある。
そして平安時代の和歌にも登場する秋保温泉はかつての天皇に「御湯(みゆ)」と名付けられ、別所温泉、野沢温泉と並ぶ「日本三御湯」としても知られている。
自家源泉から汲み上げられるその泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、化粧水にも使われる保湿作用や抗菌作用のある成分も含まれた美肌の湯だ。
ブルーを基調した湯上がり処。
源泉掛け流しのあつ湯とぬる湯、そして露天風呂を備えているので、渓流の音を聞きながら心ゆくまで温泉時間を堪能してほしい。
3/4