連載「漫画、般若。」とは…… 漫画『寄生獣』が初めて世に出たのは今から36年前まで遡る。
最近、原作の大ファンだという韓国のヨン・サンホ監督がNetflixで実写化して話題を呼んだが、漫画好きの間では『寄生獣』が名作中の名作であることは周知の事実。
当然、般若も高校時代から大ファンで、「漫画の領域を超えている」と明言する。
「人間とは何か」を問いかけるSF漫画の金字塔
『寄生獣』(講談社)原作・岩明均。累計2400万部を突破したSF漫画の金字塔。パラサイトに“一部”寄生された主人公・泉 新一を中心に、人間を食い殺そうとするパラサイトと、それに対抗する人間たちの戦いを描いた作品。1988年に『モーニングオープン増刊』(講談社)で連載開始。
はい、今回は『寄生獣』です。俺の右手がさっそく反応してますよ。
簡単に説明すると、“人間を食い殺す”という本能を持った地球外生物(パラサイト)が人間の脳と体に寄生し、人類の数を間引いていこうとする漫画です。
主人公は泉 新一っていう高校生で、彼が右手だけパラサイトに寄生されちゃうんですよ。パラサイトとしては乗っ取りに失敗したわけですが、そのパラサイトの「ミギー」と新一がタッグを組んで他のパラサイトと戦っていくっていうストーリーになります。
僕は友達に薦められて高1のときに読みましたが、これは本当に面白い漫画ですよ。いまも定期的に読み返す作品のひとつですね。
人間やパラサイトが殺されるシーンとかは結構エグいけど、単なるパニックホラーではないというか。パラサイトの考え方と人間の考え方の対比にすごくメッセージ性が詰まっているんですよ。
2/4