近年SDGsの概念が浸透するなかで顕在化してきた注目の問題「未利用魚」。
定義自体もまだあやふやであり、詳細なデータは取れていないながらも、世界の総漁獲量の35%が廃棄されている問題だ。
【写真10点】「未使用資源・未利用魚をテーマにフリークスストアが手掛ける"オサカナ フリーク"とは?」を写真でチェック 上の図のように日本の漁獲量は減少しているもの、100トン近くが年間市場に出回ることなく廃棄されており、利用魚への転換が課題となっている。そしてフードロスの観点では資源の活用も必要だ。
「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」はそうした世界的な課題のひとつでもある漁獲量の減少とフードロス問題に着目。静岡県内の大学・研究機関・地元企業と連動して、これまで廃棄物とされていた「未利用資源」を使った新たな特産品を開発した。
プロジェクト名は「オサカナ フリーク(OSAKANA FREAK)」。業種の壁を越えてローカルとともに静岡県の自然、課題、魅力を県外にも発信を行っている。
「焼津鰹のアマトリチャーナ」268円(2食入り)/オサカナ フリーク(デイトナ・インターナショナル 03-5770-8798)
国内漁獲量全国5位の静岡県。そのなかでも漁獲量1位の鰹(カツオ)にフォーカスを当てて利用魚の廃棄部分(未利用資源)の活用にトライしている。今年2月には第二弾として、静岡県水産・海洋技術研究所と共同で、鰹の未利用資源を使用したパスタソース「焼津鰹のアマトリチャーナ」を発売した。第1弾で大好評だった「焼津鰹のペペロンチーノ」に続き、今回は定番のトマトソース味だ。
静岡県焼津市で水揚げされた一本釣りの焼津鰹を使用。濃縮された鰹の旨味エキスと、トマト・ニンニクがガツンと効いたイタリアの伝統的メニュー「アマトリチャーナ」が融合した。
まるで隠れた名店の“〆”に提供されるような、鰹香るアマトリチャーナは一度食べたら癖になるのは間違いない。
また「オサカナ フリーク」の一環として、静岡県の未利用資源・未利用魚をテーマにしたフリーペーパーを発刊。漁獲量や漁場、不思議な豆知識などが掲載されており、フリークス ストア静岡店で配布中だ。(なくなり次第配布終了。)
「メッシュキャップ」3960円/オサカナ フリーク(デイトナ・インターナショナル 03-5770-8798)
「Tシャツ」4950円/オサカナ フリーク(デイトナ・インターナショナル 03-5770-8798)
「パスタプレート」3850円/オサカナ フリーク(デイトナ・インターナショナル 03-5770-8798)
「フリーク 湯のみ」2640円/オサカナ フリーク(デイトナ・インターナショナル 03-5770-8798)
「焼津鰹のペペロンチーノ」268円(2食入り)/オサカナ フリーク(デイトナ・インターナショナル 03-5770-8798)
焼津鰹のアマトリチャーナの発売に合わせて、昨年度に好評を博したオサカナ フリークのアパレルグッズや焼津鰹のペペロンチーノも再発売中だ。
今後も、「オサカナ フリーク」は身近なファッションやライフスタイルとしてのアウトプットとさまざまなチャネルを活用した発信力で、「未利用資源・未利用魚」の認知拡大と消費促進を目指し、取り組みを続けていく。
[問い合わせ]デイトナ・インターナショナル03-5770-8798