世知辛さやファンタジー要素も併せ持つ
町の中心から少し外れたところには、田舎町に似つかわしくはない都会のスーパーマーケットの姿も見えます。このスーパーは「Jojaマート」という名前で、以前主人公が勤めていた企業です。
ここで取り扱われている商品は、町の小さな商店で取り扱っているものとほぼ同じなので、商店から見れば競合相手ともいえるでしょう。
大手企業と町の商店街とのぶつかり合いは、現実でもしばしば起こっている話で、主人公はいずれ、町の古き伝統を取るか、革新を取るかの選択を迫られることになりますが、それは少し先の話になります。
先ほどからかなり現実に即した問題が提起されているので、この『スターデューバレー』はシリアスなゲームなのかと勘違いされてしまうかもしれませんが、冒険と探索が詰まり、ファンタジー要素もふんだんに盛り込まれています。
古い公民館には「ジュニモ」と呼ばれる妖精が存在していますし、町はずれの塔には魔術師の姿が見えます。また、北東に歩を進めてみれば、奥深い洞窟が主人公を待ち受けています。
なかにはスライムやスケルトンのようなモンスターがひしめいていますが、それらを倒し、奥へ奥へと歩を進めれば、やがてまばゆい鉱石を手に入れられるかもしれません。
農場をどう拡張するか、誰と仲良くなるか、すべてはプレイヤーに委ねられています。一応の目標こそ掲げられていますが、ストーリーに終わりという終わりはなく、それもプレイヤーが決めることになるでしょう。ただ、アップデートもたびたび入っており、船で向かうことができる島やダンジョンなども追加されているので、やりごたえは十分。
皆さんも休日などに自分の農場へ出掛けて、スローライフを楽しむのはいかがでしょうか？
プレイに必要なゲーム機
プレイステーション4、ニンテンドースイッチ、 PC（スチーム）など
