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すべての写真を見る 人生初の車選びで悩む編集部・三橋と車ジャーナリスト3名が考える、EV車の最適マッチング論!
ライフスタイルや価格でマッピングした前編に続き、ここでは三橋の疑問に徹底解答。
さらに識者たちがそれぞれ選んだ、グッドEV3選も必見です!
| 自動車ライター 渡辺敏史さん コンセプトカーから中古車まで、驚きの守備範囲を見せる自動車ライター。出版社の二輪・四輪雑誌の編集に携わった後、フリーとして独立。一般誌やウェブ媒体へも精力的に寄稿。 |
| モータージャーナリスト サトータケシさん ライター/エディター。自動車雑誌の副編集長を経て、フリーに転身。三橋のような車音痴にも、車の楽しさを優しく伝える。有名人の愛車遍歴をたどる連載でも人気を博す。 |
| モータージャーナリスト 西川 淳さん スーパースポーツやクラシック&ヴィンテージといった、趣味車を得意とするモータージャーナリスト。京都に暮らし、仕事が多い東京までの距離を試乗チャンスとする実践派。 |
| 人生初の車選びで悩む編集部・三橋 都会を離れ海沿いの街へ移住するのに伴い、車が必要に。条件は①車で遠出は年イチあるかないか。②4人家族で使えるサイズ感。③シーサイドの街乗り(数km圏内)がメイン。④都内との往復(約100km)にも利用。⑤自宅に太陽光パネルと充電機を設置予定。⑥ゴルフバッグを積んだままにしたい。 |
自由に使える充電環境がEV導入の条件
「BMWのiX1 xDRIVE30」
三橋 改めてお三方に聞きたいのが、EVを選ぶメリットは何か、そしてEVに合うライフスタイルってどんなものか、なんですよ。
サトー 条件として、自宅が戸建てかマンションか、は大きな要素かな。
渡辺 EVは“乗らないときに自宅で充電”が大前提。戸建てなら自分専用の充電ポートを確保できるから、寝ている間に車庫で動力源の供給ができる。これってかなりメリット大きいよね。
わざわざセルフのガソリンスタンドに行かなくていいって、なんてストレスフリーなんだ!って思うはず。
西川 それにインフラさえ整えば、車のランニングコストは格段に下がる。太陽光発電があれば、車の“電費”が実質タダに。場合によっては売電もできるから、お金をもらいながら車に乗れるってことになる!
サトー 一方でマンション暮らしだと、まず充電ポートの新設が難しく、もし設置できても取り合いになる可能性が。トラブルとストレスの温床だね。
三橋 やはり!僕はまさに最適な環境ってことですね。ほかには?
「ミニのミニ カントリーマン SE オール4」
西川 そうだな〜、EVは乗り味もメリットだと思うよ。
渡辺 三橋さん、ロングドライブで疲れる原因って、何だと思います?
三橋 う〜ん……何でしょうか。
渡辺 そのひとつが、音。EVは内燃機関由来のノイズがないでしょ。
三橋 確かに、「EV=静かでスムーズ」というイメージがありますね。
サトー 風切り音やロードノイズ、インバーター音などが逆に目立つという意見もあるけれど、そのへんの対策はメーカーが頑張っているところ。
西川 それから、バッテリーって結構重たいんだよね。で、それが車両の底部に配置されるから、車高重心が低くなり、安定的で落ち着いた走行感覚を味わえる。
三橋 どちらも家族が安心してゆったり乗れるってことですね。それはいい。
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