ギャグと下ネタが満載だった作品初期の魅力
『ドラゴンボール』はもともと、7つのドラゴンボールを集めるのが最大のミッションだったじゃないですか。でも、後半になるとその話はどんどん関係なくなっていって、多分みんなも忘れてるっていう(笑)。
初期の『ドラゴンボール』はほのぼのした笑いとギャグが満載だったんだよな〜。筋斗雲とか、如意棒とか、超神水とか、そんな設定もいろいろ面白かった。
「この表紙、ヤバくないですか? アラレちゃんと悟空の豪華共演ですよ」。
僕が特に好きなのは、レッドリボン軍のブルー将軍の回。『Dr.スランプ』の舞台であるペンギン村に悟空が行って、村のみんなと交わる瞬間はアツいっすよね〜。
そして、『ドラゴンボール』の世界線でもやっぱりアラレちゃんは強かったっていう(笑)。
世界征服を狙ってるピラフ一味なんて、いま見るとマジで可愛いじゃないですか。忍者の服装をした犬(シュウ)とか、美女のお姉さん(マイ)とか。ウーロンが神龍に「ギャルのパンティおくれーーーっ!!!!!」って願ったのも伝説だったな〜。
ピッコロ大魔王編で物語は一気にシリアスに。ピッコロ大魔王に至っては神龍すら殺すという暴挙に出た。
ピッコロが出てきてから、この作品の空気感は徐々に変わっていきましたよね。シリアスな展開が増えて、いよいよ仲間が死に出すじゃないですか。
クリリンがタンバリン(ピッコロ大魔王の配下)に殺されたときなんて、「とんでもないことが起きた……」って思いましたもん。
それからラディッツが出てきて、ピッコロと相打ちになって、悟飯とピッコロの修行が始まる。今考えると、悟飯はあんな強面の宇宙人に誘拐されて、知らない土地で1年間も修行させられたんですよね。普通に相当ヤバいっす(笑)。
3/5