UVクリームと日焼けクリームの違いって何?
そもそもUVは、なんの略か知っていますか?
曇りの日は日光が直接当たらないので、紫外線対策は不要と思いがちですが、実はそれは間違いです。雲が紫外線を遮断することはないので、毎日UVケアが必要です。
UV=ウルトラヴァイオレット(ultraviolet)で、「紫外」を意味する言葉です。
太陽の光には、目に見える光(可視光線)と、目に見えない赤外線、紫外線とがあります。
紫外線は、そのなかで最も波長の短い光で、波長によってUVA、UVB、UVCにわかれますが、地表に届くのは、UVAとUVBになります。UVAとUVBでは、それぞれもたらす影響が違います。
UVBだけを防ぐのが、いわゆる日焼けクリームになります。炎症を抑えて、肌を黒くするUVAだけを届かせています。
必要なのは、UVAとUVBを両方とも肌に届かないようにするUVクリームになります。
UVクリームの選び方5つのポイント
紫外線を防ぐためにはUVクリームをぜひ使ってほしいのですが、個人的にいくつかおすすめポイントがありますので、参考にしてみてください。
① 紫外線吸収剤配合の有無で選ぶ
紫外線防止効果のある成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があります。
紫外線吸収剤は、紫外線を吸収することで構造を変化させて、熱など安全なエネルギーを放出することでまた元の形に戻る特徴をもちます。
紫外線散乱剤は、紫外線を物理的に跳ね返して肌を守ります。紫外線防御力は吸収剤に劣りますが、吸収剤に比べて刺激が少ないなどのメリットもあります。
② 紫外線防御効果で選ぶ
紫外線の防御効果はSPFとPA値でそれぞれ表現されます。
SPF:UVBの防止効果を表す数値です。赤くなってヒリヒリする日焼けになる時間をどれだけ伸ばせるのかの目安になります。
PA:UVAの防止効果を表す数値です。+の数で表され、多いほど効果が高いです。
③ 洗顔で落とすことができるか
ウォータープルーフタイプ(汗や涙、水で落ちにくい効果のこと)は、耐久性に優れているのですが、洗顔だけでは落とすことができません。どのように落とすか、製品に記載がありますのでチェックするようにしましょう。
④ スキンケア成分が配合されているか
UVクリームによっては、保湿剤など肌に潤いを与える効果がある製品もあります。自分の肌悩みを解決してくれそうなアイテムを選ぶとよいでしょう。
⑤ その他、こだわりポイントをチェック!
UVクリームによって、「肌補正効果がある」「低刺激」「合成着色料フリー」「合成香料フリー」など、ウリにしているポイントがさまざまにあるので、チェックしてみてください。肌が弱い方であれば、「〇〇フリー」や「低刺激」と書いてあるものを選ぶようにしましょう。
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