人とは違う体の弱さ。小児喘息に悩まされた幼少期
――意外ですが、もともとは虚弱体質だったそうですね。 小児喘息だったので、高校2年生までは毎年、季節の変わり目に学校を休む生徒でした。小さい頃から、人とは違う体の弱さを感じていましたね。
肺活量を上げるために幼稚園の頃はスイミングスクールに通い、体づくりをするために小中高を通して野球をやっていたんですけどね。
――喘息持ちなのに、運動を欠かすことはなかったのはなぜですか。 弱いことがコンプレックスで、強くなりたかったんでしょう。でも、教室にある黒板消しの粉にさえ反応して発作が出るときもあって、学校の手すりを使ってなんとか階段を昇ることもありました。
体重は高校生で60kgあるかないか、ずっとガリガリでしたね。
――高校卒業後は? 大学では体を鍛えたくてアメフト部に入りました。本当はボディビル部に入りたかったんですけど、なかったので。とはいえ、結局アメフトに入ったことで人生は変わりました。選手生活も32歳になるまでずっと続けたんですよ。
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