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唐辛子の発酵調味料だけでもかなりの数がある



貴州料理のもうひとつの特徴が発酵。

「貴州は交通が不便な場所だったから、食材を長持ちさせる必要があって、発酵文化が進んだの」。

左上から時計回りに、焙煎した唐辛子「煳辣椒(フーラージャオ)」、塩で発酵させた「泡椒(パオジャオ)」、乾燥唐辛子を油で炒めた「筒筒辣椒(トントンジャーラオ)」、塩と米のとぎ汁を発酵させた白酒で発酵させた「糟辣椒(ザオラージャオ)」と、唐辛子の発酵調味料だけでもさまざまな種類がある。

左上から時計回りに、焙煎した唐辛子「糊辣椒(フーラージャオ)」、塩で発酵させた「糟辣椒(ザオラージャオ)」、乾燥唐辛子を油で炒めた「香辣椒(シャンラーツィ)」、塩と米のとぎ汁を発酵させた白酒で発酵させた「糍粑辣椒(ツーバーラージャオ)」と、唐辛子の発酵調味料だけでもさまざまな種類がある。


貴州では塩が産出されず、食材も手に入りにくい。そのため、さまざまな食材を発酵させることで、酸味と旨みを引き出しているという。

発酵させる食材は、トマトや高菜などの野菜、小エビ、魚、なんと米のとぎ汁まである。もちろん唐辛子も、塩や醤油を使って発酵させ、上記写真のような調味料となる。

使われる発酵調味料は自家製のものも。

「貴州火鍋」で使われる発酵調味料は自家製のものも。


では、これらの食材を使った貴州料理とはどんなものなのか。


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