現地ではニッケイ料理ブーム、馴染みがあって新鮮なメニュー
まずは最も気になったニッケイ料理のお店へ。ニッケイ料理で、ペルーで最も有名なお店は「Maido」です。
こちらは2023年の「世界のベストレストラン50」にて第6位に選ばれているお店。いまやニッケイ料理は”珍しい”料理ではなく、すでに世界が認めるジャンルなのです。Maidoはすでに数年前から注目されており、僕が渡航した時点で3カ月以上予約が取れない人気店。Maidoは諦め、「Enkai」という別のニッケイ料理のお店に向かいました。
Enkaiは文字通り、宴会。ですが、レストランのスタッフは全員ペルー人。日本人スタッフは見当たりません。そんなお店で出てくる料理は、見たことがあるようでないような、和食ではないけれど、香りはどこか馴染みの香りがする料理。
例えば、Enkaiピザ。ピザという名前ですが、見た目はお好み焼きのよう。ですが、生地はお米でできていて、お好み焼きやソースのようなタレにクリームチーズなどがトッピングされています。一見、合わなそうな組み合わせですが、これまた絶妙にマッチしていてとても美味しいのです。
他にもペルーらしく魚をふんだんに使ったMAKIというカリフォルニアロール風のお寿司や、チャーハンのようなメニューも。ニッケイ料理は、まったく和食ではなく、ペルーで独自に進化を遂げた新しいジャンルの料理でした! そして、日本人の口にもとても合います。
4/5