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また、オーバーツーリズムで海の環境が破壊されないよう、2023年には国連環境計画(UNEP)が制定する、持続可能なダイビング・シュノーケリングガイドライン「Green Fins」への取り組みと推進を開始した。

これは錨の使用や魚への餌やり、化学物質汚染など、海の環境や海洋生物に悪影響を及ぼすことや、サンゴ礁の負担を減らすためのアクションをダイビング・シュノーケリング業界に周知し、ダイビング事業者が「Green Fins」への認定を目指すというもの。

例えば、旅先でダイビングショップを利用する際に、認定資格を得ている業者を選べば、自ずと海洋環境保全に協力をしているということになるのだから、海を愛する人なら、覚えておきたい認証制度だ。



屋久島の海を守るための取り組みは、まだ始まったばかりだが、海底ゴミの減少など、少しずつ効果も現れ始めている。

屋久島の沢水は清澄だが、その水源は海。長く美しい自然と水を楽しむためにも、海を守ることが大切なのだ。

林田順子=取材・文

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