ーー確かに高機能系スーツは多様性に富んでいます。インナーはどんなアイテムを合わせればいいですか? 与那嶺 Tシャツでもニットでもお好みで! ただ、合わせにはちょっとしたコツがあります。簡単に言うと素材感にギャップを持たせること。
シャリっとした質感のジャケットにウォッシュの利いたTシャツを合わせたり、梳毛っぽい上品に見えるジャケットにミドルゲージのニットを合わせたり。着こなしにメリハリが生まれます。
見た目は王道のウールのスーツだが、撥水性とストレッチ性を備えた高機能なポリエステル素材を使用。メッシュ組織なので通気性も抜群だ。例えば白のボタンダウンシャツに黒のニットタイといった“着流しタイドアップ”も楽しめるはず。ジャケット4万6200円、パンツ2万4200円/ともにマッキントッシュ フィロソフィー(SANYO SHOKAI 0120-340-460)
動きやすく、リラックスしたシルエットが特徴のセットアップ。リネンに近い風合いで、柔らかさとドライなタッチを併せ持つ素材を採用する。天然素材のような質感でありながら、吸水速乾、抗菌防臭、ウォッシャブルと機能面も完璧だ。ジャケット1万8990円、パンツ9990円/ともにアンフィーロ(オンワード樫山 03-5476-5811)
ーー色については? 与那嶺 スーツ自体の色は、やはり定番色やシックなカラーが使いやすいです。ネイビー、グレー、ブラウン、ブラックなど。
伸縮性と撥水性を備えた、軽量で快適なサッカー素材を使用。加えて収納力も抜群。スマートフォン、財布、イヤホン、キーなどを入れる多彩なポケットを装備する。バッグいらずでアクティブに動ける着流し向きの一着だ。ジャケット2万9700円、パンツ2万900円/ともにアントラック(エース 03-5843-0606)
インナーの色は3つの方向性がありますね。まずは安心の白ベース。シンプルなグラフィック入りを選んでポイントを作るのもOK。次に同系色のグラデーション。そして、TPO次第でネオンカラーなどの挿し色使いです。
鮮やかな色のウインドブレーカーやトラックジャケットをインナーに合わせて、スポーツミックス的に着こなすのも春らしくていいですね。
OCEANS5月号「青い服」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!