▶︎
すべての写真を見る 3人のスタイリストに教わる、着流しスーツの極意。
前編&
中編に続き、ラストは“高機能”素材に焦点を当てて解説。
スーツを熟知するスタイリストによる選びのポイントを押さえ、雨が増える時季でも快適な“着流し上手”を目指そう!
素材感の違いでメリハリある見た目を演出
「“高機能系”はウール見えする素材感とシックな色みがポイント」。与那嶺龍士さん●カジュアルからドレスまであらゆる分野を網羅する人気スタイリスト。コーディネイトのモットーは「見た目と着心地の気持ち良さ」。
ーーストレッチ、撥水、速乾など、高機能素材は「着流しスーツ」を語るうえで外せません。実用的であると同時に、我々のマインドをアクティブに後押ししてくれますよね。 与那嶺 定番のウールも、保温性や放湿性に優れた高機能素材のひとつ。でも、ガシガシ着られる耐久性や折りジワの付きにくさという点で、昨今の先進素材はかなりの進化を遂げています。
これからの季節にマッチする上質なウールのシアサッカー素材。ジャケットは芯地などの極薄の副資材を用い、軽量ながら立体感のあるシルエット。確かな技術で作られたテーラードスーツゆえに、使い勝手は抜群だ。8万2500円[オーダー価格]/麻布テーラー(メルボメンズウェアー 06-7662-5476)
素材感や見え方もさまざま。例えば強撚のポリエステル素材など、ウール見えするものも多数揃っています。
ストレッチの利いた軽量なナイロン素材を使用。表面に微妙な凹凸があるので平坦な印象にならず、表情豊かに着こなせる。合わせるインナーは軽快なTシャツが気分。春らしく、アクティブなイメージで着流したい。ジャケット2万8600円、パンツ1万7600円/ともにアウール(アウール阪急メンズ大阪 06-6313-9889)
2/2