スーツ29万1500円/ラルディーニ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)、パーカ1万2760円、スニーカー1万1330円/ともにナイキ スポーツウェア(ナイキ 0120-6453-77)、腕時計2万4200円/Gショック(カシオ計算機 0120-088925)、ソックス4290円/ホイサム hoisum-mart.com、胸に挿したメガネ11万4400円/ゲルノット・リンドナー(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)
「生地がしなやかで素晴らしい」と篠原さんが評価していたネイビースーツは、ウールモヘアのトロピカル生地を使用。ハリがあってシワになりにくく、清涼感もあるさらりとした肌触りだ。
「ドレスコードがあるシーン以外、仕事でスーツはほとんど着ないのですが、今回着させてもらったスポーツウェアを合わせる着こなしは、今まで経験したことがなく新鮮です。なんだか新しい世界が開けた気がします。
ジャケットを脱いだらそのままトレーニングができそう。こんなスーツの着方もあるんですね」。
腕元のGショックと足元の「コルテッツ」を白で統一。誠実さを漂わすネイビースーツに、絶妙なヌケ感 &清潔感を加えてくれるはず。ソックスはリブ編みのホワイトが正解だ。
ビジネススタイルも含め、服を自己表現として楽しみ、大いに活用している篠原さん。そこには経営者としての確固たる意志を感じるのだ。
「経営者は企業の“ブランド”を体現する立場であり、人に会うときや人前に出るときは、会社を代表しているという自覚を常に持つようにしています。その自覚さえしっかりあれば、スーツを着ていても、Tシャツを着ていても、おそらくそれなりに見えると思うんです。
だからこそスーツは、無理して高額なブランドのものを買って“スーツに着られる”のではなく、自分の年齢や体型、役割、立場などに合った一着を選び、きちんと自分の意思で着られるようにしておきたい。
その点、今回身に着けたラルディーニのネイビースーツはぴったりに感じましたね」。
篠原好孝さん●学習院大学卒業後にLVMH ルイ・ヴィトンへ入社。店舗改善を担当した経験を活かし、26歳で起業。WEBマーケティングや業務改善コンサルなどを展開し、2014年Vpon JAPANを創業。Vpon Holdings代表取締役を務める。
OCEANS5月号「青い服」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!