家づくりアイデア②
住まいの表情を決め込まない、“壁の下地”
河尻さんの自宅は玄関も特徴的。「仕事関係の人を招くこともあるので、ここはちょっとしたショールームの感覚です」という言葉どおり、玄関の壁には自身が開発や輸入に携わった、アウトドアアクティビティーのアイテムがずらりと並びます。
実はこのスペース、河尻さんのDIY。壁にOSB合板を張り、ラックやフックを細かく設置。そこには河尻さん自身の相棒であるロングボードまで顔を出しますが、大工の経験を持つサーファー仲間の手を借りながら、たった2日間で仕上げたというから驚きです。
また、1階のバスルームにもロングボード用のフックをDIY。ボードを収めるにはある程度の耐荷重が求められますが、「壁にはできる限り、下地を仕込んでおいたんです」。入居後のDIYを想定した家づくりが、住まいの柔軟な変化を後押ししています。
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