痔を予防するなら“トイレでスマホ”は避けよう!
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――痔を予防する方法はありますか? 長時間座り続けることを避けたり、排便時にいきまないようにしたりすることが痔の予防に繋がります。
また、血流や腸内環境を整えるために、過度な喫煙・飲酒を避けること、肉体的な疲れや精神的なストレスを低下させることも痔の対策として有効です。
なお、便意は我慢せず、すぐにトイレに行くことを心がけましょう。肛門に負担をかけないために、トイレは3分ほどで済ませるのが理想といわれています。トイレ中にスマホを触るなどの習慣がある方は、それだけで痔になりやすいのでなるべく早くトイレを出るのがおすすめです。
――痔を予防するために日々の生活に取り入れやすい習慣はありますか? まず、デスクワークの方はどうしても血流が悪くなりがちなので、1時間に一度ストレッチをしたり、体勢を変えたりするとよいでしょう。全身運動で血流を改善するために、エスカレーターではなく、階段を使って移動するのもおすすめです。
また、シャワーだけでなく、入浴して身体をあたためたり、量を意識した朝食を摂ったりすることも大切です。野菜も入っているような朝食だと腸のぜんどう運動がより活性化されます。
しっかり睡眠時間を確保することも意識しましょう。横になって寝ている時間が少ないと、日中の間に肛門に溜まった血流が十分解消されず、肛門の負担になってしまいます。
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